2018年1月9日。

 

この日から幼稚園の三学期が始まりました。


久しぶりの幼稚園だから、行きたくなくてグズるかなーと思いきや、笑顔でバスに乗って行った。
 

成長を感じたものあるけど、それよりも久しぶりに友達に会えて心から嬉しい!って顔をしていた。
 

 

だからこそ。。
 

4月から保育園に転園しなければならない事は本当に心苦しい。

 

妻の生前の意志にも背く事になるし。
 

 

でも4月から復職する事も決まっている。

 

というか、今の日本。働かなければ、入園審査の点数が下がり、保育園に入れない。
 

 

娘には転園の件は伝えてある。
 

嫌な顔をする時もあれば、新しい環境が楽しみだという態度を取る事もある。
 

まあ、そんなに強く拒まないし、

 

この娘なら大丈夫。そう思ってた。

 

 

でもこの日の夜は違った。
 

 

夕食の時。
 

「ねぇパパ。私は4月から幼稚園でどうなると思う?」
 

幼稚園を転園し、保育園に行かなければならない事は、強い意志で伝え続けると決めていたから。
 

「〇〇ちゃんは4月になったら今の幼稚園とはお別れして、保育園に行くんだよ。」
 

ごまかさず、分かってくれることを信じ、毅然として言った。

 

 

でも。。

 

「違うよ!私は4月になったら、みんなと1個大きくなるんだよ!パパは間違ってる!」
 

すごい形相をしていた。
 

大きな声を上げて泣き出してしまった。
 

 

私はしばらく固まってしまった。
 

 

やっぱりそうだよな。そりゃ嫌だよな。
 

抱きしめて、
 

「ゴメン。。」
 

力無く呟くしかなかった。
 

 

すぐに泣き止んでくれた。
 

母親に似て気丈で、気を使う事を知っている娘だから。
 

4歳でももう分かっている。
 

自分に置かれた環境を。
 

母親は死んだのだから、みんなとは違うんだという事を。
 

父親も辛いのだから一緒に頑張るのだという事を。
 

だから、色んな事を我慢しなければならない事を。
 

 

小さな体を震わせて耐えている。

 

 

泣けてくる。
 

 

どうやら今日、幼稚園の先生が三学期が始まる挨拶の中で、4月から始まる新しい生活の事を説明したらしい。
 

それは当然のこと。
 

娘のためだけに気を使って言わないなんて無理なこと。

 

 

先生も、幼稚園だと父子家庭は負担が大き過ぎるから、保育園にすべきとアドバイスしてくれていた。
 

 

新しい環境。
 

保育園でもたくさんの友達が出来るはず。

 

 

娘にとってプラスになる所だといいな。