2017年5月19日。
この日は娘の4歳の誕生日。
この日は娘の4歳の誕生日。
お義父さんとお義母さん、義理の妹を呼び、みんなで誕生日パーティーを開きました。
妻の治療の雲行きが段々と怪しくなり、妻の体調が優れない日も続いていました。
でもこの瞬間ばかりは楽しく過ごそうと、準備を進めてきました。
ケーキは普通のケーキ屋さんで買った物ではなく、ネット注文したプリキュアのデコレーションケーキ。
誕生日の当日にプリキュアから手紙が届いて、娘は大喜びでした。
こういったイベント事はいつも妻に任せっきり。
誕生日を盛り上げるために、好きなキャラクター物のケーキを用意したり、手紙が届いたようにしたりする発想は、全て妻が考えたものでした。
部屋の飾り付けもそうでした。
当日は朝から娘と折り紙を切って、壁に飾り付け。
HAPPY BIRTHDAYの飾りも妻が大好きだった100均一ショップで手に入れたもの。
妻ならではの行動で部屋も華やかになりました。
プリキュアのケーキはサプライズで出しました。
娘に目をつぶってもらって、その隙に妻が冷蔵庫からケーキを取り出す。
目を開けたら大好きなプリキュアのケーキが登場~、狙いだったのですが。
ケーキを出す時に妻が。
ジャジャジャジャーン
ジャジャジャジャーン
なぜか結婚行進曲を口ずさんで。大爆笑!
ジャジャジャジャーン
なぜか結婚行進曲を口ずさんで。大爆笑!
天然ボケっぷりも見事でした。
楽しい誕生日会になるはずでしたが。
妻の病気の事が心配で、何だかいつもの誕生日会のように心の底からは楽しめなかった。
私だけなのか。
他のみんなもそうなのか。
普段淡々と日常を過ごすだけであれば、へばりつくような黒い感情にも気付かないフリをして生活出来るようにはなった。
他のみんなもそうなのか。
普段淡々と日常を過ごすだけであれば、へばりつくような黒い感情にも気付かないフリをして生活出来るようにはなった。
でもこういった誕生日会のように、楽しむべき時であればあるほど、暗い影の存在が気になってしょうがなくなる。
なかなか切り替えられない心の内がありましたが、娘の4歳の誕生日会は無事に終わりました。
妻がいつも華やかな会に仕立ててくれていた誕生日会。
娘の4歳の誕生日が、妻にとっての最後の娘の誕生日でした。
これからは私一人。
子供達が大人になった時に、思い出に残るような誕生日を毎年過ごしてもらいたい。
でも。。
一人じゃ無理だと思う。
だから。
誰の誕生日でも同じ。
誰の誕生日でも同じ。
家族3人で力を合わせて盛り上げればいい。
家族みんなで準備をすればいい。
主役も一緒に準備したっていい。
そんな誕生日でも。
妻はもういなくても。
私達3人なら、これからもきっと楽しい誕生日過ごせるはずです。