2017年4月12日
2017年4月13日
2017年4月13日
前回の治療から抗がん剤治療の他に、ハイパーサーミア(温熱療法)も組み合わせて治療を行っている。
ハイパーサーミアはその熱の効果だけでなく、抗がん剤の切れ味を高めると言われているため、出来るだけ近い日程で行うのが好ましい。
そのため、
4月12日 ハイパーサーミア2回目
4月13日 抗がん剤治療9回目
という連日の治療となる。
今回の治療の注意点について。
4月12日 ハイパーサーミア2回目
4月13日 抗がん剤治療9回目
という連日の治療となる。
今回の治療の注意点について。
ハイパーサーミアは、前回は初めてという事もあり電力の出力値は低めでやったが、今回はMAXで行うこと。
その熱さに耐えられるかどうかがポイントだ。
また、抗がん剤治療については、主治医が言っていたFOLFOXの危険ゾーンである8回を超えたため、手足の痺れの副作用が強く出るかどうかが気になるところ。
あと、ハイパーサーミアを行う病院の先生からの提案で脳MRIも行った。
肺に転移している人は脳へ転移しやすいらしく、それを懸念しての事だ。
ちなみに昨年11月に脳MRIをした時は異常なしだった。
まずハイパーサーミア。
どうやら懸念していた通り、相当熱くなってしまって最高出力までは耐えられなかったようだった。
限界まで耐えはしたものの、技師さんに言って出力値を下げてもらったらしい。
最大出力値は1500W。
今回は1200Wまでしか上げられなかったようだが、効果が表れるのは1100W以上と言われていたのでまずは良し。
出力値と効果の関係は個人差があるだろうから一概には言えないが。
そして脳MRI。
これは異常なしで一安心。
先生も気にしていたし、嫌な予感がしていた脳転移だけど、ここは死守した。
もし転移していたら放射線治療を組み合わせた治療をしなければならなくなる。
そこまでの体力と気力はもう無かった。
抗がん剤治療については淡々と進み、予定通り3日目にシュアフューザーの針を抜いた。
抗がん剤治療については淡々と進み、予定通り3日目にシュアフューザーの針を抜いた。
やはり言われていた通り、手足の痺れは回を重ねる毎に強くなってきている。
味覚障害も強く、治療中や治療から日が浅い時は、食事の量が極端に少なくなる。
もう限界に近い。
あと1回か2回出来るかどうかの瀬戸際だった。
劇的な効果を得る事なく、1種類目の抗がん剤治療であるFOLFOXを諦める事になる。
そしてもうここまでの副作用が出てしまうと、再度この抗がん剤は使えない。
次の選択肢はFOLFIRI。
つまりイリノテカン。
やはり脱毛は避けられないだろう。
季節は春から夏へと向かう。
ウィッグの準備は出来てるけど、暑くて辛い時期が来る。
また悩ましいことに、寒い時期であればシュアフューザーも服で隠せるから、ちょっとした外出も出来るけど、夏になるとそうもいかない。
オキサリプラチンからイリノテカンに変えるタイミングで、5FUを止めて飲み薬であるゼローダに変えるという手もある。
つまりFOLFIRIじゃなくXELIRI。
分子標的薬もずっとアバスチンを使っているが、FOLFIRIにするならサイラムザに変えることが出来る。
FOLFOXとの組み合わせは保険は認められていないが、FOLFIRIなら保険が適用されるらしい。
ただし、どのくらい違うかと言われるとそんなに違いは無いようだった。
そんなの、ただ迷わせるだけじゃないか。。
大腸がん治療は抗がん剤の選択肢が多いがために患者の生活スタイルに合わせる事が出来る。
それはそれで良い事なのだが。
正直なところ、そんなに多くの薬はいらない。
選択肢は1つでいい。
絶対に治る薬が。
ただ1つだけあればいいのに。