陸上自衛隊の任期は、1任期が2年。
2任期なので4年陸上自衛隊にいた。
他のほとんどの同期は、1任期で除隊。
任期を継続すれば、何任期でもいれるが、当時は2任期までが限度と言われた。陸士のままでおれるのは、過去の時代だった。
陸曹になるといって、3任期継続した同期がいた。
部隊配属当時、中隊には古参クラスの士長達が多くいたが、次々と除隊した。陸曹になると言っていた士長も除隊した。
「自衛隊は腐っている」
彼はそう言った。
かつては、幹部より偉い士長がいたと言われていた時代。
警察予備隊・保安隊を経て、自衛隊になった。
多くの隊員は、除隊せずに任期を継続して、階級では下だが、経験では士長が上だった時代。
シャバが不景気だから、自衛隊も人員を減らせとかで、陸曹にならない多くの士長を除隊に追い込んだ。
そして、経験豊富な隊員が少なくなり、人員が減る。少子化と偏見で入隊者は減少。
自衛隊は国家公務員だが、特別職がつく。
他の国家公務員とは別という区分。
一種の差別とも言える。
他の国家公務員からの要望で、特別職国家公務員となった。
どんなに任務を完遂しても勲章も名誉もない。
政治家と自衛隊、どちらを信用するかと聞かれたら、私は迷わず自衛隊というだろう。
政治家は嘘つきだ。 憲法に明記されていないのに、戦地に行かされ、交戦規定は曖昧。
射殺される前提の意味不明な規則。
憲法に自衛隊を明記する必要がある。