セブン セブン 

デヴィッド・フィンチャー監督。

アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー脚本。

ブラッド・ピットモーガン・フリーマンケヴィン・スペイシーグウィネス・パルトロージョン・C・マッギンレーリチャード・ラウンドトゥリーR・リー・アーメイマーク・ブーン・Jrアンドリュー・ケヴィン・ウォーカー出演。


最近ちょっと忙しくって、ブログ書きたくても書けない状態でしたショック!クリスマスイヴ前日の23日は、25日のキンキの大阪ドームライブの会場設営のバイトが入ってしまったりで、ホントしんどい土日でしたね。。キンキ見れるかもって少し期待持っていったけど、会えるはずなかったわにひひあせるでも、ステージのど真ん中に立って、会場見渡してみたときはマジで広かったぁ~~流れ星キラキラあんなところで歌えたら相当気持ちいいんやろなぁ音譜本番のライブも行きたかったしビックリマーク


で、話は変わってこの『セブン』。色んなサスペンスもので、よくある「これはセブンを超えた!!」とかいうキャッチフレーズで、この作品の名前を聞くことが多かったのから、前から観たかった作品。でも、95年の映画ということもあって、やっぱ地上派で小さい頃見てしまってたんだなぁ。。。最後のオチのとこ“だけ”覚えてました・・しょぼん箱の中身まではさすがに覚えてなかったけど、広大な土地に、電信柱だけがずーっと並んでいる風景・・・ヒマワリそこにあの運送会社のバン。。ピンひらめき電球ときちゃいました。やっぱり、昔の映画で少しも触れたことのない作品を探すのは難しいですねっ汗でも、最初からのこの『セブン』のくだりは普通に楽しめました。ブラピを有名にさせることになった作品でもあるし、モーガンが少し若かった星そんで最後の最後にケヴィン・スペイシー!!やっぱり彼はやってくれましたね。『ユージュアル・サスペクツ』で有名になって、そのすぐ次にこの作品だから、あの車での絡みが長かったのは、やっぱり扱いが変わってきてた証拠かな?少しくどい感じはしたけどね。。坊主のケヴィン・スペイシーもよかよ~星


監督のデヴィッド・フィンチャー。『エイリアン3』で監督デビュー。『ゲーム』、『ファイト・クラブ』、そして僕の結構好きな『パニック・ルーム』でも。そして、公開日は分からないけど、ジェイク・ギレンホール主演の映画『ゾディアック』っていう作品の公開が決まってるみたい。この監督の作品は結構僕の好きなジャンルにハマってるかも。。。これから注目かなグッド!

モーガン・フリーマン モーガン・フリーマン。やっぱり彼は脇役の世界一ですな虹今回は観る側にとっては、主人公っぽい感じでもあったけど、僕のような年でも、こんな大御所俳優に憧れてしまうって、やっぱ凄い!!なんか引き込まれるというか、ほんわかした雰囲気が漂ってるというか・・好きですね~ひらめき電球モーガン嫌いな人って、ホントいないんじゃない??

ブラピもこれが出世作ということで、結構モーガンにちゃんと付いていってがんばっておりました。今ソフトバンクのCMの、キャメロン・ディアスの次のにも出てるし。距離置いていた俳優だけど、来年からは積極的に見ていきたい人ですねOKファイトクラブ』が今んとこ一番観たいかな。汚い役の方が、こういうかっこえぇ俳優は逆に活きてくるからねアップ

グウィネス・パルトロー グウィネス・パルトロー。彼女が僕的にはこの『セブン』のキーマン的な存在と言えると思う。なぜミルズ(ブラッド・ピット)の妻なだけなのに、こんなにも頻繁に彼女について描かれているのか・・・。あんまり言うとダメだけどNG恋におちたシェイクスピア』でアカデミー主演女優賞受賞。『エマ』、『偶然の恋人』、『愛しのローズマリー』、『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』などなど、恋愛ものが多い。し、その共演者が全員すごい人ばかりですね星一方で恋愛の方もすごい方とばかりで・・にひひラブラブベン・アフレックとも、一時くっついてたのかぁ~。


で、この『セブン』。最初に触れたように、やっと観れた!!と思ったら、最後の最後の場面だけ、なぜか知ってましたロケット爆弾最悪すぎ。。自分最近、気になってる映画はどんどん借りていってるんだけど、こういうことになっちゃうとテンション一気にダウンなんだな~。。笑 でも昔の、名作と言われている映画は公開中のと並行して観ていきたい。



~「7つの大罪」は7人の死で完成する~
Gluttony 大食Greed 強欲Sloth 怠惰Lust 肉欲Pride 高慢Envy 嫉妬Wrath 憤怒


モーガンが本作の始めから出てくることによって、この作品にまずは落ち着き、そしてある意味どんよりとした雰囲気を与えてくれる。

サマセット刑事(モーガン・フリーマン)は退職まで一週間。今まで人を撃ったこともない。このまま安全に老後の暮らしへ・・・と考えていたのだが・・・ドクロ

その日は雨。ついでに新人刑事、ミルズがモーガンのもとに赴任してくる。サマセットは、何事もなく、安全にこのミルズに次を引き継ぐつもりでいたのだが、映画の中ではそう簡単にはいかないにひひ笑 ある殺人事件が起きたということで、二人は現場へと急行する。新人ミルズはワクワクな感じっである。一方のサマセットは外見は冷静沈着を装っていたのだが、内心はやっかいなことになりそうな気がしてならなかったのだろう・・・それが当たってしまうとも知らず。。

現場では、極限まで肥満した大男が、汚物にまみれ、スパゲティに顔をうずめて死んでいた。死因は食べ物の大量摂取による内臓破裂爆弾そして、その男の背後にある冷蔵庫の裏に書かれた、ある文字をサマセットは発見する。Gluttony(大食)。。。


セブン 後日、今度は悪徳弁護士が自宅のマンションで殺される事件が発生。そして現場には、またもや!?同じような言葉かけ、Greed(強欲)の文字が。。。サマセットは2つの殺人は同一犯による連続殺人であると考え、この二つの文字にサマセットはピンひらめき電球ときて、犯人がキリスト教における「七つの大罪=憤怒・嫉妬・高慢・肉欲・怠惰・強欲・大食」に基づいて殺人を続けていくであろうことを行きつけの図書館で調べ確信する。そして相棒ミルズに、このままだとあと5人は殺されることになるだろうと告げるのであった・・・。




セブン こんな感じで5人までは淡々と!?(笑)殺人事件が起こっていってしまうわけなんだけど、やっぱりこの手の映画なだけあって、今考えると色んな伏線が散りばめられてたんですね~指輪ダンテの「神曲」に基づいていると推測される殺人、ミルズの妻の現在の身体や心の状態をわざわざサマセットにまで絡ませてくること、そして顔を見せない記者。。。この記者は今思えば明らかにおかしい登場の仕方だったんだけど、直後のモーガンの落ち着いた説得で、こっちはすんなり納得しちゃうわけなんだよ。。。シラー汗笑 確かに、話の構成・展開については凄いと言えるものだと思ったね。


そしてやはりサマセットの何十年もの刑事経験による推測が当たり、5人の死体が発見されていく。。現場には、もちろん神曲になぞられた文字が・・ドクロこれで七つの大罪のうち、5つまでが実行されたことになる。あとの二つは・・・・はてなマークという、警察側も行き場なしな状態のところに、ついに現れた犯人・・・!!なんと、自ら警察に出頭してきたのだ。。まだあと二つ残っているはずなのにナゼ・・・!?

「来てやったぞ、ミルズ・・・・・・カーネルサンダース

犯人(ケヴィン・スペイシー)のこの言葉の意味とは一体・・・??
セブン
最後のシーンはでもやっぱり凄かったですねぇ!頭に深く刻み込まれる度は半端ないものだと思う。そうか、最後の二つはこういうことなのか・・・ガーン汗でも、俺はミルズの奥さんのお腹の中に赤ちゃんが宿っていたんだから、それでもう二つ完結でいいやん!!って思ったんだけど、そうはいかないんだよね。Wrath 憤怒という文字が当てはまらない・・・。あの箱の中身を最初に見てしまったサマセットがもし自分なら・・・考えただけで、どうしよう?とか、考えることさえ逃げたくなるような複雑なものだ。

自分を正当化してた犯人だけど、最終的には他人に殺してもらうことしかできないのだから、自分が“神”だなんて本当は思ってないのが普通なんじゃないかな。。それにしてもあまりにセコくて、あまりにも残虐な人間であることは間違いないだろうな。。。ショック!昔のなにかの著書になぞってやるからといって、それが正しいものだなんて、この世界じゃ通用というか、理解できない。ミルズがあの後どうなったのか・・・考えると本当に胸がぎゅっとなってしまう。。。どうしようもない結末。。

そして、やはりこの犯人を演じた、ケヴィン・スペイシーの演技なくしては成り立たなかったものだろう。。完全に自分から一線を引き、犯人になりきり、自分がなによりも一番であり、正しいと言い張る雰囲気をかもし出すケヴィン・スペイシー。。。あの車内でのブラピとケヴィン・スペイシーのやりとりは、やや長い・・と感じてしまうけど、見る価値は充分にあるところと言えるんじゃないかな虹すばらしい、の一言。

「ヘミングウェイはこう言っていた。世界は素晴らしい。戦う価値がある。後半だけは共感する」
ラストで残酷な社会から逃げ出すのではなく向かい合い戦う決意を固めるサマセット。
「世界は残酷だ。戦う価値がある」・・・サマセットが最後に出した結論。

(引用)

最後がいわゆる、“ハッピーエンド”でないのでも公開当時は話題になったらしいけど、まさに観終わって、どぅぉぉ~~~ん・・・ガーンってきちゃう作品の代名詞ですね。モーガン・フリーマンで始まり、モーガン・フリーマンで終わる・・・。俺にはこの作品がモーガン・フリーマン色に写って見えましたひらめき電球(わかりにくっっにひひ笑)

確かに全部ひっくるめて、総合的に見て良かったな~とは思うものの、次から、次へと出てくるサイコ・スリラーの作品に、この『セブン』が、比べられる対象になってるっていうことには、ちょっとなんだかなぁシラー・・・って感じでこの評価星


あっ、あと本作『セブン』の、内容的・時間的には前のことを描いた作品、『バーチュー』(原題)が出るみたいですね!でもブラピは出ないとか・・・???どちらにしろ、僕は観るんだろうなっ虹

☆評価☆・・・3.9