M・ナイト・シャマラン監督。
ブルース・ウィルス、サミュエル・L・ジャクソン、ロビン・ライト・ペン、スペンサー・トリート・クラーク、イーモン・ウォーカー、M・ナイト・シャマラン出演。
これ、シャマラン監督の作品だとゆうことで確かチェックしてたはずなのに、なぜかそれを忘れてて、観るときは普通にブルース・ウィルスとサミュエルの二人が出てる作品やな~くらいの無知識さで観ましたこれが功を奏したのか、伏線やらを疑う僕の探査機が働かなかったために、最後のアレには素直に驚くことができました
笑
シャマラン監督といえば、やっぱり『シックス・センス』ですよね。これを初めて観たのが、確か小学校の時。。小さすぎて(脳みその方も)まったくこの作品のおもしろさが理解できなかった。。。ベッドの下にいた女の子にビビッたのが頭にあるだけだから、“サスペンスとかスリラー”なんてジャンルとか知る由もなく、“ホラー映画”だと、完璧認識してた
笑 オカンにもそんときは、『これはあんたにはまだ難しいからな
』ってゆわれて、そのまま曖昧にしといたんだけど、分別つくようになっていざ観ようとしたときには、オチを誰かに教えられてて、全くシックス・センスのおもしろさを楽しめなかったんだよね
だから、今回が僕にとってシャマラン世界初体験だった
それに、さっき言ったようにシャマラン監督作だって思わずに観たから、二重に新鮮でした
今回は麻薬密売人として、自身も出演。『サイン』、『ヴィレッジ』、『レディ・イン・ザ・ウォーター』などでも監督を務めている。
今回のブルース・ウィルス好きだった~あのしみじみとしたおもむき(笑)。これぞウィルスですね。ホステージで僕の彼に対する好き度がかなり下がってたけど、今回ので挽回できました
『ラッキーナンバー7』、『16ブロック』観たいです。そして、あの『ダイ・ハード』シリーズの続編、『ダイ・ハード4』の公開が迫ってるらしいんですね。時間あったら復習しとこっかな
サミュエル・L・ジャクソン。この人も今回は渋いとゆうか、奇妙な役柄。。普段のやんちゃっぷりは全くもって無し。といっても、さすがサミュエル普通に上手かった!!最後まであなたには騙され続けましたっ・・
『ダイ・ハード3』、『スター・ウォーズ』シリーズ、『スネーク・フライト』などに出演。
ロビン・ライト・ペン。彼女はショーン・ペンの奥様ですか!!ペン・ペン繋がりかっでも驚きですわ。。。なんか今回の作品を見る限りでは、お二人の雰囲気、似合わない気が・・・
笑 ショーン・ペン監督作の『プレッジ』や、『イノセント・ラブ』などに出演。
子役のスペンサー・トリート・クラーク。可もなく、不可もなく、まぁあえて突っつくとこはなく、無難!?な演技だったかな。それといって光るところは見えなかった『グラディエーター』、『ミスティックリバー』にも出演。
-UNBREAKABLE・不死身の身体を持った男。自分(彼)は、生まれながらのヒーローなのか、それとも単なるマンガの世界のようなヒーローに過ぎないのであろうか。。-
フィラデルフィアで起こった悲惨な列車衝突事故。132人の乗員・乗客のうち、131人が死亡したこの事故で、主人公デビッドはただ1人、かすり傷ひとつ負わず奇跡的に死を免れた。「なぜ、俺だけが?」今まで自分が無意識のうちに避けてきた、あることにこれから気づいていくとは、このときはまだ誰も知らない。。。
いや~最初からあのカメラワーク絶対に何か“越し”に撮ってたよね
鏡越し、列車でのデビッドの前の座席越し、病院での瀕死の人間の体越し、そして理学療法センターのドアの円のマーク越し・・・。客観的で、どこか難しく感じるような雰囲気を漂わせ、観ているこちら側になにか疑いの目を向けさせる。。これには参りました!こういった撮り方興味深くて、大好きですね
そこに絶妙な音楽の上乗せ。この音楽がまたシリアスでいい感じだったんだよねぇ。ほんとシリアス。。。笑 内容は置いといて、こうゆう雰囲気の映画好きなんだよな~
そして、列車事故の追悼式に向かうデビット。。帰ろうとしたとき、ある手紙が車に置いてあった・・・
そこに書かれていた謎のメッセージ。いや、デビット自身が避けてきた事実なのかもしれない。。『これまでの人生で、お前が病気にかかった日数は?』しかし、デビットは考えても一番最後に病気をしたのがいつなのか思い出せない。デビットは、息子のジョセフを連れてこの手紙の送り主・イライジャの元へと向かうことにする・・・
ここでやっと最初の、骨形成不全症とゆう難病を、最初から持って生まれてきた赤ちゃんが誰なのかが分かった。彼は杖をつき、日々苦労しながらも、自慢のマンガの展示の店を開いていたんだよね。そして、ここでイライジャからこう言われる。
『お前こそ、俺の探していたヒーロー、“アンブレイカブル”なんだ。』と
イライジャは小さいころから、転んだだけで骨がすぐ折れてしまうことから、確か“ガラスの体”と言われてたんだよね外に出ることさえなくなって来たイライジャ。そんな息子のために、お母さんが、毎日公園のベンチにマンガを置くから、それを読みたいなら、取ってらっしゃい。ってイライジャのためにしてあげる。。。そのマンガがあるヒーローもののマンガで、最後にアッと驚くような結末が待っているんだと。。まるでこの作品そのものを暗示しているのように・・・
最初のオープニングの、漫画の発行部数がなんちゃらとか、一人平均何冊持ってるとか、ちょっとだけだけど、ここで繋がったんだよな~。だからオープニングは、作品の内容事態にはそんなに関係なかったねマンガの世界と現実の世界が、ある意味繋がってしまって、分別がつかなくなってしまったイライジャを表してたんだけど・・・
そんなデビット。昔は将来有望なフットボール選手だった。しかし、ある事故がきっかけで今はスタジアムの警備員をしていた妻のオードリーと息子のジョセフと暮らす平凡な男・・・。しかし、デビットの心の底にある何かによって、いつも人と見えない壁を作っていた。。妻のオードリーに対しても。。そんな、すぐに壊れてしまいそうな心理状態のデビットの前に突如現れたのが、あのイライジャだったのだ。。。
イライジャは、電話であったり、直接会いに来たりしながら、何かに憑かれたかのように何度もデビットが何者であるかを、しつこく語ってくるのであった・・・。
彼は、骨折での繰り返される入院生活の中で、漫画の世界にのめり込み、ストーリーの中に一つの真理を見出すこの世は何かと何かが対極の存在によって成り立っており、イライジャのような脆い肉体の対極には、必ず不死身の身体を持った人間、つまりは“アンブレイカブル”が存在するはずだと言う。
そして、あの凄惨な事故から奇跡的な生還を果たしたデヴィッドこそがイライジャにとっての対極なる人物であり、弱き者を救うためにこの世に現れたヒーローではないのかと。。。
あまりの話に戸惑うデヴィッドは、自分が交通事故にあって選手生命を失ったことを話して否定する。しかし、否定しても彼自身の中で自分自身に対する疑惑がどんどん膨らんでいくのだった。自分が避けてきた事実・・・イライジャの言うことは自分に当てはまることなのであろうか・・・俺はアンブレイカブルなのか
実際、デビットは、人とどこかが接触すれば、その人物が犯罪を犯すということを、垣間見ることができたりと不思議な能力をも持っていたのは事実・・・。でも、これが何なのかは、デビット自身にもはっきりとは分からない。。やはりイライジャの言うことは本当なのか・・・?
やがて、それを証明する現象がデビット自身に現れ始める・・・
息子のジョセフとのベンチプレスでの筋トレのシーンは、あれは確かに作品中の流れでは奇跡的なこと、つまりはアンブレイカブルであると証明されるようなことが起こったわけやけど、シャマラン監督はここで本当にデビットがアンブレイカブルであると位置づけて脚本をい書いてたんだろうか・・・。僕も高校時代は筋トレやってたからわかるけど、MAXの重量よりも、約40キロ以上の重さをいきなり上げれるようになるとか、ホント有り得ないことやからね。でもこれがジョセフに、『僕のダディは不死身の存在なんだ。。』と、ある意味間違った見解を持たせてしまって、このあとでヤバいシーンが待ってたイライジャの洗脳ともいえるんじゃないのかな。。。彼の考えが、デビットだけでなく、家族全員にまで影響を及ぼしていっていた。。。
(←この絵文字、場違い??笑)
そしてある日、息子の学校に呼び出されたデビットはそこで昔の先生と出会う。彼女は昔デビットが、実際にプールでおぼれたことを打ち明ける
あの時、自分は…そう、肺炎を起こしていたはずだ。。。
でも、自分のフットボール人生を終わりにさせたと“言われている”あの交通事故。今の妻と出会うキッカケとなったあの事故。。。フットボールか、彼女を選ぶかで、結局自分は無傷であったのに、怪我をしたと偽り、将来が有望であったフットボール人生を諦め、今の妻を選んだこと。。。でも、ここでもなぜか自分だけが無傷で、彼女は怪我を負ってしまっていたという事実と向き合うデビット・・・。一体、何がどうなっているのか・・・
そこに来るイライジャからの一本の電話・・・
『悪役はヒーローの弱点を知ろうとするものさ。君の場合は水さ。そして、僕たちの肉体は対極をなしているが、ふたりとも水を飲んで溺れるところは同じ…僕たちはつながっているんだ。
そして、人が大勢いるところへいけ。恐れることはないんだ・・。』
ここからはちょっとシャマラン監督の世界というか、デビットの不思議な能力が確実なものだと、観ているこちら側に思わせてくれるシーンがまた始まっていくんだけど、最後までなんでそんな力があるのか、そしてそれはイライジャの洗脳のようなものから生まれたものなのか、そこの所ははっきりとはしてくれなかったですね。。でも、イライジャと出会う前からこういう力にデビットは薄々気づいていたわけだから・・・どうなんだろ??こうゆう曖昧なのをじっくり考えるのもサスペンスとか、スリラーの醍醐味ですね好きな人にとっては
笑 でも、やっぱり僕でも消化不良なところがあるのは、言うまでもないかなぁ。。
そして、再びイライジャのギャラリーの展示会を訪れるデビット。イライジャは彼の顔を見て、『ついに始まったな」と語りかける。そして、イライジャが差し出した手を握った時、今までの起こっていたすべてが明らかになるのだ
確かに、衝撃の事実が最後の最後に待ってたし、『うわっっ』って声出してました
それに、こんなにものやられた感MAX度を味わったのは久しぶりって言っても過言じゃない
でも、最後までデビットの能力の真偽については触れられなかった。。。そこだけが残念かな
各自想像してくださいってのは分かるんだけども
まぁ、僕にとってのシャマラン監督作第一号としては十分すぎると、自分では思ってますやっぱり、『シックス・センス』と比べる人が多くて酷評も多々あるようだけど、僕としては評価4.0越しかな
『レディ・イン・ザ・ウォーター』はまた違った雰囲気らしいですね。観てないから、DVDで観るとは思うけど。。。
最初に僕が言った、カメラワークとシリアスな音楽、そこにブルース・ウィルスの、あのなんともいえない情けない顔笑 まだ観てない人は、この3点に着目して観ちゃってくださいっ
笑
☆評価☆・・・4.4