ミヒャエル・カレン監督。
マリー・ツィルケ、アントニオ・ヴァネック、ニルス・ユリウス、ベニー・リーンツ、マニュエル・ヴィッティング、オリバー・ネーゲレ出演。
いや~パッケージが『SAW』に似ていながらも、全然そんなのとは違うってのは、知っていたんだけど、知っていたんだけども、借りてしまいました・・・笑
初っ端から、意外に結構イイ感じの音楽やんか~・・・・って思っているのもつかの間、だんだんと古臭く、大丈夫か
と思えてきます。最初からB級映画の匂いプンプンでした。。。
オーストリア。医学生のトニは、4人の仲間とバカンスに出かける。アルプスの人里離れた山中にある、古びた山荘。折からの嵐の中、5人をそこで待っていたのは、キッチンを血で染めた3人の男の死体だった。男たちは互いに、銃で撃ち合って死んだらしい。テレビでは、その日美術館を襲った強盗がアルプスに逃走した事件を報じていた。山荘に隠れた強盗一味が、仲間割れの果てに殺しあったのか?死体の咽喉から出て来たのは、ロシア皇帝の黄金の首飾り。ニュースが伝えていた、時価数億円の秘宝だ。その輝きを目にした時、5人の中で何かが狂いはじめる。奴らがここに来たことは、誰も知らない。血塗られた欲望にとりつかれた5人は、禁断のラインを踏み越えてしまった。死体を埋め、山荘に残された銃撃戦の痕跡を隠蔽。財宝を闇市場で売れば、すべては自分たちの物だ……。完璧なはずだった彼らの計画は、突然現れた一人の男に狂わされる。保険調査員を名乗るその男は、5人に執拗な疑いの目を向ける。動揺し、互いに疑心暗鬼に陥る5人。だが、男はさらに恐るべき秘密を隠し持っていた。そして二転三転する物語は、驚愕のクライマックスへと加速してゆく……!!
(タワレコの紹介文より)
こんな大袈裟な感じで書いてるけど、実際は・・・笑 演技も、演出も胡散臭く感じてしまう。。いつもはちゃんとあらすじを追って書いてるんだけど、今回はちょっとそんな気にはなれなかったです・・・
で、その強盗の3人なんですけど、向かい合って死んでる二人の男が、『プリズン・ブレイク』に出てくる役者さんにかなり似てる
と思ったのは僕だけなんだろうか・・・
笑 結構似てると思います!まぁ、これはドイツの映画やし、そんなわけはないと思うんですが。。。
この映画は、最初からちょこちょこと、色んな伏線を張り巡らせたい気持ちはちゃんと観ているこっちに伝わってくるんですが、なんかその手法がイマイチ上手くなかったかなぁ~。わかんないけど、“B級映画”として決め付けて推理?なりしていったら、少しはおもしろいのかも・・・
例えば、手錠で繋がれてる姉弟が、犯人から逃げてる時に、木登りはさすがにできんでしょさらに水滴が上から落ちてきたら、人間は反射的なり、普通は上を見上げるっつーの
笑 それに、最後のブーメランでやっつけようとか、もう完璧なB級映画で仕上げてましたね。。。笑
ただ、この本当の首謀者が美術館の人ってのは、結構よかったんじゃないかな・・・・・普通の映画の流れならね
笑 この映画の流れで観ていると、さすがに『ふ~ん。。』ってただ普通に流してしまって、新鮮さも感じられなかったかなぁ。残念。
それで最後の弟さんが携帯で取引してたのが、結局はあの人になってしまっていて、また狙われる!?ってとこで終わってるから、次の続編が存在しちゃってるのか!?と思ったら、なんと本当に『パズラー2』が出ちゃってました
そんで中身を確認したら、なぜかスペインの映画になってて、少女が記憶をなんたら・・・ってゆう、全然違う内容で・・・。あれれ笑
なぜ『パズラー』の続編にくっつけてきたのか、そして最大の疑問がなぜ『SAW』のパッケージにわざわざ似せる必要があるのか・・・ホントこの“NEW SELECT”っちゅー配給会社は謎ですね。。パッケージのシーンは一秒たりとも出てこないし・・・まず、『パズラー』ってどないな意味やねん!笑 誰かのレビューで見てこの言葉いいな~と思ったのが、『この作品の存在が、僕にとってサスペンスでした。』ですこれには思わず笑ってしまいましたね
ん~これまた評価しづらい作品に出会ってしまったんですけど、もし一つの作品としてみてみたら・・・って考えるのもなんだかなぁ。。って思ってしまいますやっぱり“ちゃんとした”映画をこれからは観ていきたいと思いました
(NEW SELECTの映画は、僕はもう多分観ないだろうなぁ。。。)
☆評価☆・・・2.4