【2021年終了女子と読んだマンガ、一部本】

・おーい竜馬

ザ昭和、という絵のタッチがデジタルネイティブの長女にははまらなかった、また上士の非道な仕打ちや拷問シーンなど残虐な描写もあるが、それもまた志のために命を散らすことが当たり前だった時代の現実、、、、幕末の膨大な固有名詞に溺れてしまう前に読んでほしい、大久保利通とか授業ではさらっとしか扱わないがこんなキャラだったと思い浮かべられたら苦痛も減るというもの、高杉晋作、武市半平太、人切以蔵、名をあげるだけでも感涙もの



・仁

おーい竜馬と時代は重なるが、江戸にフォーカス。幕臣や市井の人々の日常が細やかに描かれる、、西郷さんも竜馬も勝海舟も愛さずにはいられない



・あさきゆめみし/陰陽師/日出所の皇子

日本史苦手っこに。うちははまらず



・「坊ちゃん」の時代

漱石の苦悩、ハーン



・はたらく細胞、Dr.STONE、天地創造デザイン部、もやしもん

理科 人体・科学・生物の息抜きに



・百姓貴族

北海道酪農家のコミックエッセイ。開拓の歴史に震え、生き物を屠るために育てることの厳しさを知る。「銀の匙」と一緒にどうぞ

 

・健康で文化的な最低限度の生活

区の生活保護担当の新人が、制度と現実のはざまで奮闘する。公民の社会保障をやる前に

 

・弟の夫

まさにLGBTの教科書。公民の基本的人権のあと、自己決定権をめぐって話し合った



・家栽の人(タイポではなく栽培の栽)

考えさせられるものが多く、子供と話し合いたかったが時間足らず



・コウノドリ

産科医が直面するさまざまなケース。命が命として生まれてくることの奇跡、その周りで奮闘する人々。



・動物のお医者さん、ナースのお仕事



・重版出来

新米コミック編集者は、作家や作品を取り巻く様々な職業人とのかかわりを通じて、ものを生み出し売ることの難しさを知っていく



・ヘルプマン

介護の教科書といえる。介護保険の不備に苦しみ施設の立ち上げにまでいたる。よい介護とは?ひいては、老いとは・死とは何かにまで迫る。



・夜明けの図書館

司書お仕事マンガ。ディスレクシア回あり

 

 

・BUNGOシリーズ、まんがで読破シリーズ

新社会人の教養対策?コミックシリーズ。

前者は古今東西の文学作品を、後者は文学だけでなく人文科学ひろく(精神分析学入門からわが闘争まで)収めている。

どちらも文庫本サイズで1冊完。

「津軽」も「レミゼ」も「1984」もまずはこれから?

絵が好きなら描きたくなる一位「夢十夜」はどちらのシリーズにも所収なので比較も楽しい。「それから」で比較するとBungoのほうが絵の作家性が高く細かいところまで書き込まれている

小林多喜二「蟹工船」を読んで、社会の治安維持法を。

武者小路実篤の「友情」を読んで、初恋の多幸感と絶望を。

 

・乙女の本棚シリーズ

イラスト見るのも描くのも大好きな長女が舐めるように読んでいた

現代の絵師による絢爛・繊細な絵の中に、鏡花や乱歩の短編を宝石のように巻き敷いた書肆