おいしくて泣くとき 森沢明夫

貧困なのに生活保護とか申請しないのか

DVや児童虐待があるのに、児相につながってないのか、目に見える痣もあるのに

男が一番の暴力をふるった場面の動機がわからない。祖母の具合が悪くなって田舎に引っ越す→転校がいやだ→男が怒る ←Why

男は引っ越すことについてどう思ってるのか?

祖母が寝たきり?なのに、なんで包括センター・ケアマネにつながってないのか

弟は授業についてってなさそうなのに特別支援とか療育につながってないのか

男は弟の転校手続きとかできたのか(小学校は変わってない設定?

ゆうかは学年トップ(算理で1位)なのにいじめられてる?

 

ただ本の悪口を探すだけの行動にしたくない。エコーチェンバーを探すのは嫌だ。自分がしたことは自分に返ってくる、がテーマらしい。主人公は膝をけがしていたのは孤独・無力にしたかったかららしい。だからゆうかを女子にした。社会の冷たさ・暴力に対して圧倒的に無力な存在。→だから徹底して社会のセーフティーネットは描かれないのだ。孤独で無力な二人がいて、一人だけ頼りになる大人がいて(心也の父)、それをロールモデルに大人になる、自分が無力ゆえに救えなかった子供を救うために。するとあのときの少女が助けに来てくれる。という構造ありきの寓話なのだな。

無力でも信念に従って行動し続ければ、あのとき助けてもらった鶴ですとばかりに魔法で助けてくれる、という寓話。

信念の象徴としての子ども食堂

子供と言うのはただただ運命に翻弄される無力な存在なんだよ。セイフティーネットは数少ない大人がやっているけどそこにつながれればラッキーな方なんだよ。