見解の相違はあって当然
栗山町の議会報告会、一番印象に残ったのは「議会と町民が真剣に向き合っている」ことでした。
議会側の説明、町民の反応は先のブログに記しましたが、見解の相違がみられるところです。
議会報告会に参加して、「民主主義のコストとして考えた場合どうなんだろうか」と考えているのです。
時給4282円ってどうなの
議員の仕事として見える範囲というか換算できるものだけ見ると“時給4282円”となります。
普通の仕事と比較したら高給となります。これは否定するモノではありませんが、実際に“時給4282円”でなり手不足となってきている。そして究極的には地方自治制度の機能不全に陥るかもしれないのです。(ここまで言っていなかったらスミマセン)
日本の他の議会と比べたら…
栗山町議会は日本の先進議会です。その先進議会が他の大きな都市の議会と報酬を比べたらトンデモナイ格差があるのです。しかし議員報酬は国や都道府県から補助金はありません。全て自ら市町村で賄わなければならないのです。
効率だけ考えたら
効率だけ考えたら、首長だけ公選ということが手っ取り早いのです。しかし、権力が一極集中することが民主主義なのか考えねばならないのです。
ジョン・アクトンは
Power tends to corrupt, and absolute power corrupts absolutely.
(権力は腐敗の傾向がある。絶対的権力は絶対的に腐敗する)
とあまりにも有名な言葉があります。
ワタシの体験的な感想で申し訳ありませんが、「一人に権力が集中したらろくなことがない」と思います。政治家って自己顕示欲の強い人が多い人種だと思っていますので。
民主主義を機能させるために、首長より議会の力の方が重要ではないかと考えています。
(つづく)