執行機関をハッとさせる審議をめざして! | 袖ケ浦市議会議員さそう猛の袖ケ浦刷新!

袖ケ浦市議会議員さそう猛の袖ケ浦刷新!

〝お願い〟から〝約束〟へ
「言いっぱなし」の政治から
選挙の時に有権者と交わした約束を実行する政治を行います。

約束をし、地道に実行することが日本の政治文化を変える
ことだと信じて活動しています。


3月定例会まっただ中です。
今週は常任委員会があり、来週は本会議があり議案の討論・採決と一般質問があります。
再来週から予算審査特別委員会があり、26日に閉会となります。

今回の定例会では一般質問をやりません。
理由は2つあります。
一つは、予算審議の質を上げる審査にするための準備をするから。
もう一つは、一般質問の効果に関して少々疑念を抱いているからです。

抱いている疑念とは、
「一般質問に効果があるのか?」ということです。
これを言うと担当部課長に話をすると「すぐにできるとは限りませんが、ご意見は十分に伺い対処してます」という趣旨の発言がある。
その一方で、「議員個人の発言ですので・・・」というものもあります。

どちらが正しいか?

ドチラ正しいと思うが、一般質問での指摘や提言を受け入れるかどうかは、執行部の裁量であることが現状だと思っています。

確かに、実施計画に乗っていないものを「どうですか?」と言ってもナカナカ
「やります」とは言えないでしょう。
だが、手法の変更などは指摘し提案することは十分にやれるとは思いますが、それも思ったようにいきません。

また、出口市長の政治姿勢や視線の現状認識など「市長の立場・見解」などを聞いても「なんとなく」の答弁しかもらえないと感じています。

これは執行機関である市長部局と議決機関である議会との関係が如実に表れていると思っています。このような関係では市長vs議会の関係から新たな可能性を生み出すことは出来ないでしょう。

日本の地方自治制度は「二元代表制」です。
執行機関と議決機関の対立競争により運営されるのです。
執行機関が議案として議会に投げ、その議案を議会が審議し採決する。
同じ荷物と両サイドで互いに持ち上げて前に進むようなイメージではないでしょうか。
このような関係を北川先生は「善政競争」と言い表しています。

しかし、出口市政は「善政競争」という感じはあまりしません。
市長もなんとなく「追認して欲しい」と思っているような印象を持っています。

これは議会側にも問題はありますが、少々寂しい感じがしてます。

議会出身の首長は議会を知っているが故に、「議会のツボ」を心得ているはずです。その経験から「議会を活用する」か「議会をめざめさせないか」と両方できるのでしょう。
残念ながら出口市政は後者のように思えてならないのです。
この7年半ずっとそんな感じだったと思っています。

だからこそ、議会から変わっていかねばならなと思っています。

議会改革はこの「市長と議会の関係」を変えることだと思っています。
関係を変えるために、議会が「キラッと光る審議」を行い、論点を明確に提示することが一つの方法だと思っています。
質の高い審議で執行部の提案の精度、執行の精度を上げていくことだと思っています。

実は平成27年度予算審査特別委員会が予算審査の特別委員会に初めて加わることになります。
今までは、傍聴という形での参加で実際の審議には加われませんでした。
だからこそ「キラッと光る予算審議」をしたいと思っています。

出口市政2期目の仕上げの予算、どの様に予算としてまとめてきたかシッカリ審議したいと思います。