5日の朝、母方の祖父が亡くなった。
89歳目前。

豪快な爺さんで近所でも有名だった。

80歳過ぎても自転車を乗り回し
真冬に土手から川に自転車ごと転げ落ちても
無傷で自力で上がってくる不死身の男。


数ヶ月前白血病になり
家と病院を行ったり来たりする生活が続いていたが
だらだらと寝たきりになるでもなく
日曜の朝、自宅で、この上なく自然に亡くなったそう。


私は日曜の昼に祖父と同居の従姉妹から連絡をもらった。



こんな時に、私の両親と兄はアメリカ。。。

国際電話なんて初めてかけたよ。
母に伝える。
今から帰ってもお通夜も告別式も間に合わない。


「もう少しもつかなって思ってたのに。。。」


母もこのところ、高速で3時間かけて
介護のお手伝いに行ったり来たりする生活をしていた。

でも、兄が仕事で海外で表彰されることになり
家族として招かれていた。


母の運命だと思った。

母の実家はいわゆる田舎の本家。
母と後継ぎの伯父とでは親からの扱いが全く違ったが
祖父母世代にはよくあること。

母も頭では分かっているが色々葛藤はあったよう。
それでも最後まで両親を大事にし、慕っていた。

そして、息子の晴れ舞台に参加していたため
親の死に目には会えなかった。


母は、自分が作った家族と共にいる運命なのだ。
祖父の一人娘ではあるが、外に出ていった人間。



帰国した両親と合流し、金曜に私も遅ればせながらお参りに行った。
祖父の豪快ネタは尽きることが無かった。
死に際も潔く、祖父らしかった。

そんな話をしながら、死に目に会えず消化不良だった母の気持ちも
少しは整理がついたらと願わずにはいられない。