レース当日。

朝7時の気温は、3℃。

何とか雨は上がりましたが、

なかなか寒いですね。

 

スタートの10時頃は

8℃予想で、風はほぼ無く、

意を決して

半袖、短パンで走ります。

 

スタート近くの

朝の凱旋門。

 




大会の発表では、

参加者52,000人。

 

午前8時から、

目標タイムごと

一定間隔を開けた

ウェーブスタートのため

混雑は緩和されていますが、

それにしても人、人、人です。



トイレは充実していて、

スタートブロックにも

設置しているのは、流石です。

 

スタート付近。

 


スタート直前まで

寒さ対策で着ていた上着は、

沿道に投げ捨てるのではなく、

回収して、二次利用できるような仕組みがあり、

なかなか素晴らしいです。



 

今回は、この仕組みを忘れていて

僕は利用しませんでしたが、

ぜひ、国内の大会でも取り入れて欲しいですね。

 

スタート近くは

マラソンDJの盛り上げと

大音量の音楽で、ライブ会場、

サッカー場の観客席のような盛り上がり。

 

目標タイムのブロックから

さらに、およそ100名づつぐらいが

順次、スタート。

そのスタート毎に手拍子が続きます。

 

そして、10時3分頃にスタート。

 

シャンゼリゼ通りから、

先ずはコンコルド広場に向かって直進。

 

取り合えず、完走が目標なので、

無理のない呼吸で、足を前に運び、

カラダの調子を確かめながらの序盤。

 

コンコルド広場から右折し、

ブロンドショップが並ぶ

ヴァンドーム広場。

 

そして、オペラ座付近で3キロ。

 

ランニングウォッチの

Garminの調子が今一つで

キロ毎のラップがちょいと不安定。

 

カラダの調子はイイ感じで、

5キロのラップは28分チョット。

 

おもったより早い感じ。

 

10キロ地点に向けては、

緩い上りで、街中を走ります。

 

この時点では、石畳の影響はあまり感じませんが、

車道は思ったより狭く、中央分離帯、

小さな突起物へと、気をつかった走り。

 

9キロ前で、トイレへ。

30秒ほどロス。

 

カラダが冷えているので

早めの対処です。

 

10キロで、給水の

Vittelのペットボトルを

ピックアップ。

 

喉を潤し、口をゆすぎ、

リフレッシュ。

 

キャップの空いたVittelは、

握りやすく、

受け取って、すぐに口に運べ

何ともありがいです。

 

そして、沿道の応援・声援は、

途切れることなく、続きます。

 

市民、観光客に混じって、

制服の消防隊と力強いです。

 

また各所で見られた

生バンドの演奏も大音量の迫力で、

背中を押してくれます。

 

12キロ過ぎに

ヴァンセンヌの森へ。

緩い上りで、

脚へのダメージも

それほどでもなく。

 

寒さを感じながらも

樹々がそれを

和らげている感じもします。

 

いよいよ中間点。

 

2時間7秒ぐらい。

微妙なタイムです。

 

サブ4を狙うには、

ネガティブスピリットで、

前半よりも後半を

速く走らないといけません。

 

脚はまだ残っています。

体調も良し。

 

ということで、中間点から

ビルドアップを試みます。

 

ところが、

道幅は広くなったり、

狭くなったりの繰り返しで、

なかなか追い抜くのに一苦労。

 

無駄なエネルギーを消費します。

 

28キロあたりで、

セーヌ川沿いに。

 

ノートルダム大聖堂は左手。

 

美しい景色と、地下道の

アップダウンを繰り返し、

気持ちは前へと進みますが、

なかなか追い抜けない、

 

30キロ過ぎまでは、

タイムを上げ続けましたが、

30キロ過ぎからは、

疲労感が徐々に顔を出します。。

 

エッフェル塔を横に見ながら、

残り10キロ、あと1時間で

ここから解放される、と

自己暗示を掛けながら、

 

沿道の声援を浴びながら、

走り続けます。

 

そして、最後のブローニュの森へ。

 

残り5キロほど、

遠く感じるものはありません。

 

これまでの37キロの走りなんて、

ちっぽけで、

残り5キロが、残り40キロにも

思えたります。

 

この辺で、サブ4はあきらめ、

歩かずに走り切る、

という目標にチェンジ。

 

そして残り4キロ。

 

調子の良かった体調も、

呼吸が乱れ始め、

試練を与えらているように感じます。

 

もう目を閉じて、脚を前に進めて、

距離を稼ごう、なんて気持ちです。

 

ブローニュの森を抜けて、

残り2キロ地点。

 

視野がグッと広がる一方、

道幅はグッと狭く。

 

一方で、沿道からは、

フランス語で「行け!」の意味の

『アレ!アレ!』の大声援。

 

これは感動です。

 

歩いてなんか、

いられません。

 

スタジアムの大声援を受ける

アスリートになった気分です。

 

ありがたいことに、ゆるやかな下り坂となり、

熱い応援に背中を押されて、

最後の走り。

 

そして、ゴール。。。

 

手元の時計は、

4時間5分。

 

無事完走です。

 

そして、

この寒さにも関わらず、

キャップからは

汗がしたたり落ちます。

 

序盤をゆっくりでスタートしたので、

脚がもったのか、

20キロ過ぎからのビルドアップが、

後半の疲労につながったのか、

ちょっと分析不能ですが、

 

初の海外フルを完走できたことで、

ものすごく、ホッ~としたのか、

嘘偽りのない完走でしょうか。

 

お休みをいただき、

快く送り出していただいた

会社の皆さんに、

そして相方に、感謝です。

 

さて、ゴール後は、

安堵感一杯で、荷物置き場へ。



国内のレースのような着替えスペースは

見当たらず、皆さん、そこかしこで簡単に着替えます。

 

この寒さにも関わらず、

着替えず、Tシャツ、短パンの人もいます。

 

こちらは、風邪をひいて

今後の観光に影響が出るのを避けるため

そそくさと着替え、一路ホテルへ。





熱いシャワーが、ご褒美です。

 

その後は、ホテルから歩いて10分ほどの

『Le Grand Café Capucines』にて

シャンパーニュで乾杯。

 


炭水化物補給は

マッシュルームのリゾット。



 ちょっと軽めですが、

エナジーチャージ。

 

長い1日が終了しました。

 

とても美味しかった。

 

ごちそうさまでした。

 

参加したランナーの皆さん

お疲れ様でした。

 

大声援を送っていただいた沿道の皆さん、

スタッフの皆さん、ありがとうございました。



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