告知★第5回CSR企業見学会@株式会社エステム | CSRコミュニティ 事務局ブログ

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CSRコミュニティは、主に東海地方のCSRを「当たり前のこと」として事業として成り立たせている中小企業の集まりです。
これらの企業の発信や次世代の育成を通じて社会を変えて行く事を目指し、事業を実践していきます。

こんばんは。

蒸し暑いですね。天気がぱっとしないと気分もぱっとしないですね。

さて、今度の金曜日(29日)に、CSRコミュニティ主催の見学会があります。


見学先は株式会社エステム

主に生活排水や工場排水の処理施設の設計・施工・管理をしている会社です。

今回は、生活排水処理施設(下水処理場)へ見学へ行きます。


下水処理場について簡単に説明します。

みなさんが、毎日使っている水は、一家庭ずつ丁寧につなげられた「管」を通り、
町中にある「マンホール」の中にある「水中ポンプ」や、「ポンプ場」というとこを
通り、必ず「下水処理場に」集まります。

そこで、水温やpHやORPや透視度やSVやSVIや・・・・色んな条件を最適に保たれた
処理場のいくつもの槽を通過する間に微生物によって処理され(普通は標準活性汚泥法です)、
塩素で消毒され、海へ放流されます。だから、放流される海や河川の近くに下水処理場はあります。

人間が使った水を海に返せる様にしないとダメ、という法律があるので、
そこに定められた基準値の範囲内にして、放流するのが下水処理場です。

例えば、停電があると、、、、あ~よかった。トイレは使えるんだ~、とか言ってトイレに
行ったり、お風呂に入ったり・・・・。しますか?

そのとき処理場は、停電なので全設備が停止します。
もちろん、原発みたいに。あらゆるものが動かなくなります。
予備電源装置がもちろんあります。これも原発と同じ。
だから、普段からこの装置の点検や試運転が欠かせません。

(停電だけでなく、大雨のときや、微生物の調子が悪いときも)

水は流れてきます。みなさんが使うからです。水はとまらないんですね。

どんなに処理場が色んな原因でアップアップでも、皆さんは普通、知るはずもないわけです。

そのアップアップの状態のとき、それでも処理場へ流れてくる水、

なんとか処理して海に戻さないと!!
この状態で処理せずに海に戻したら、海が汚れてしまう!

と、現場で頑張るのは、もちろん「人間」です。
みなさん以外の「誰か」です。

人が自然界から頂いて、汚してしまった水を、「ありがとう」「ごめんなさい」と、
思いながら、出来るだけ自然に近い状態に戻し、自然界へ返す仕事です。

だけど、残念ながら、全く自然の状態に戻すことは出来ないんです。
どんなに頑張っても、限りなく自然に近い状態にまでしかならないんです。

水の使い方、最後に行き着く所、よく考えてみませんか?

最後は、海ではありません。
最後は魚、雨、汚泥のリサイクル・・・あらゆる経路を経て、必ず人間へ戻ります。
これが自然の循環です。
食物連鎖、水の循環、大気の循環・・・・・。全て循環するのが自然です。


前置きでした(笑)


と、いうわけで今回の見学会は、そういう仕事をしている所へ行きます。



私は、大切な仕事だと思います。こういった「臭い物には蓋!」的な扱いを受けて、
みなさんの目に触れないところで、大切な役割を担っている方が沢山いるはずです。

CSRコミュニティは、そのような仕事と皆さんとの接点をつくるようなことも
していきたいと思います。

大事にしていきたいのは「感謝」ですかねビックリマーク

ひとは、何かに「感謝」すると、なにかが少し変わる様なきがします。

「何か」はきっと自分で出会っていくことだろうけど、おせっかいにならない範囲で、
しらじらしく「何か」のきっかけをつくっていこうと思います。

「感謝」のきっかけになる「何か」を。




既に申し込み期限は過ぎています。

が、どーしても・・・。と、いう方はこそっと申し込んでみて下さい音譜


「平野さんという方が、いいっていってました。」と、言ってみて下さい(笑)


見学会の詳細は下記へ
http://www.csr-com.jp/introduce/event/event/csr.html


では、おやすみなさい星