私は療養型の病院で働いているので、恒例の患者さんと関わる機会が多いのですが、

高齢の患者さんというのは大きく2つに分かれることに気づきました。

それは穏やかな人か心がすさんでいる人かという違いです。

穏やかな患者さんは看護師にも優しくて、些細なことでお礼を言ったり、私たちに

苦労を掛けないように配慮してくれるのですが、心がすさんでいる人はその逆です。

これは高齢者に限ったことではなく、普通の人でも穏やかな人もいれば、ピリピリしている

感じの人もいます。歳をとるとこれまでの生き方が表情に現れるといいますが、どんな人生

を送ってきたかが高齢になると目に見えてはっきりわかるようになります。

今はピリピリしている人が増えているのですが、これだけ多くの社会問題を抱えていたり、

個人でも人間関係やお金の問題など色々あるでしょうから、心がすさんでしまうのも

無理はありません。私は新人の頃、ピリピリしている人は何か大きな悩みを抱えている

んだろうと思っていたのですが、穏やかな人だって同じように悩みを抱えていることに

気付きました。大切なことは問題に直面したときにどんな対応をするかであって、悩みを

抱えているのはみんな同じなのだと思います。私は患者さんから学ぶことが多いこの

仕事を気に入っていますし、誇りに思っています。新宿美容クリニック求人