Believe 39 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

つながる花2Believe1/38




Believe 39/Side-A




⚠️CAUTION⚠️

⚠️まだまだ存在がダメ、名前も見るのもイヤ、という仔羊ちゃんは暫し読むのをお控えください⚠️































すごく勇気がいったけど



翔ちゃんもびっくりしてたけど




これからも翔ちゃんと付き合って行く上で避けてちゃいけないんだって


逃げ出したくなりそうな気持ちにムチを打って翔ちゃんにセッティングをお願いした。








「まだしばらくはしょぉちゃんも動けないだろうし、今すぐにってわけじゃないんだ。


ほとぼりが冷めた頃でいいからさ。」





翔ちゃんも、



きっと腹を据(す)えてくれたんだと思う。





翔ちゃんはマグを置いてちょっと考えて





「うん。



・・・そうだな。



分かった。聞いてみるよ。」





って、うなずきながら言ってくれた。











それから2ヶ月。





翔ちゃんから、ラインが入った。





『次の金曜、時間取れそう?』



『OKです』





“マル”ってやってるスタンプも送って、



吸って、



吐いて、



深呼吸をした。










いよいよ、顔を合わせる時が来たんだって思うと


緊張がハンパなくて気持ち悪い。




紅白の単独司会に匹敵するくらいの、



や、それ以上の緊張感。





翔ちゃんに指定されたのは六本木ヒルズのイタリアンだった。






エレベーターを降りたところの角で、


翔ちゃんが待っててくれた。





「あ、こっちこっち。」



「今日はありがとうね、しょぉちゃん、」



「いや、こっちこそ・・・、


なんか、緊張するな、」



「うん、見てよおれスッゴイ手汗!」



「あはは、相葉君らしいね、」





『アイバくん』、って呼び方で


翔ちゃんがよそ行きモードになってるってわかる。





「行こうか、」





翔ちゃんは慣れた感じでレストランに向かった。





「いらっしゃいませ、櫻井様。


お待ちしておりました。こちらへどうぞ。」





通された個室の窓からは


おれの気持ちなんてお構いなしにキレイな夜景が広がっていた。





「スゴイね、しょぉちゃん、ここよく来るの?」


「よく、でもないけど。もともと親がね。」


「へぇ、そうなんだ・・・」





余計なことを考えそうになる頭を打ち消すように、


グラスの水を口にする。





翔ちゃんも落ち着かないのか、


右手で左手の腕時計をカチャカチャといじっては、


時々時間を気にするように視線を落とした。





「お連れ様がいらっしゃいました、」





その声に緊張がピークに達する。





どんな感じの人だろう。




うまく、話せるかな?




話したいこと、伝えられるかな、






シャツが震えそうに心臓がバックバク。





椅子から立ち上がって、


個室の入り口を注視した。






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