Reactivated Love 2 #100A Final | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

最初お話→ReactivatedLove1

前回のお話→#99S


Reactivated Love 2
#100A




何度も、何度も。


翔ちゃんは僕の熱を昂らせては

その腕に僕のカラダを受けとめて



翔ちゃんも僕のナカで

何度も熱を解き放った。




弾力のある腕枕に凭れて、

包み込まれた安心感に瞳(め)を閉じる。



後頭部に翔ちゃんの鼻が触れて

そのまま唇が押し当てられた。




「ん・・・、しょぉちゃん・・・」

「雅紀・・・」



「だいすき・・・」




胸の前にクロスした翔ちゃんの腕にキスをすると




「ん、俺も・・・

俺は、アイシテル、だけど。」




背中から大好きなテノールの声で囁いてくれた。




「くふふ、僕も、アイシテル。」




朝の光の中で影を重ねながら

やさしい気持ちでいっぱいになる。




「ねぇ・・・、」




翔ちゃんの腕の中で半回転して向き合って

よいしょって腕を翔ちゃんの首に絡めてしがみつく。




「・・・? どした?」




翔ちゃんのあったかい手が、僕の背中に直接触れて

ゆっくりと上下する。




「・・・もぅ・・・、



どこにも行かないでね・・・?」




胸が、ぎゅってする。




「・・・もう、離れないよ、二度と。」




翔ちゃんの腕に力が入って

鼻の奥がきゅってして、瞳(め)の奥が熱くなる。




「離れられないって、イヤってほど分かっちゃったからな、ハハハ、」




翔ちゃんの優しいトーンのテノールが

胸に直接響く。




「ん・・・、」



「・・・雅紀も・・・、」




翔ちゃんが言いかけて僕の頭を抱きしめる。




「・・・なに?」



「うん、・・・雅紀も、」




そう言ってちょっと離れて

おでこにぶちゅって唇を押し当てられて。




「雅紀もあんま他のヤツと仲良くすんな、」




そう言ってまたぎゅうぅ、って全身抱きしめられた。




「・・・うん、・・・ゴメンね・・・



しょぉちゃんとばっかりくっついてたら、バレちゃうんじゃないかって・・・


カモフラージュのつもりでいたんだ・・・




でもそれがしょぉちゃんを悩ませて、

二人の間の距離ができちゃったんだよね・・・?」




今じゃないと言うタイミングを逃しそうで

僕なりにずっと考えてた『翔ちゃんが離れた理由』を聞いてみた。




ぎゅ、ってされてたカラダが離されて、

翔ちゃんと目が、合う。




「雅紀・・・、」




ドクン、って、胸がざわめく。




「ゴメンね?しょぉちゃ、」




───深く、求められるキス。




キモチ、伝わったかな、




「ん・・・」




翔ちゃんが、すきだよ。




「はぁ・・・、しょぉちゃん、」


「離さない・・・。

もう、ぜってー離さないから。」




何度も何度も角度を変えて深いキスを繰り返して




「俺は、バレてもいいって、

そうなってもぜってー離れない、離さないから。」


「うん・・・、」




涙が、溢れる。




「雅紀も、覚悟決めろよ・・・?」

「んっ、・・・うん、うん・・・!」




止まらない涙を

翔ちゃんが唇で受け止めてくれる。




「俺は・・・、その覚悟を持てたから。

だから、お前の元に戻って来たから。」




ありがとう・・・

これ以上ないよ。

愛が、溢れてる。



迷いまくってたどり着いたこの想いは、

二人で探し当てたタカラモノだね



翔ちゃん



覚悟を決めてくれて

戻って来てくれて

ありがとう




僕の最上級の想いを込めて

翔ちゃんの想いを受けとめるよ



翔ちゃん




「おかえり」








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Fin ♡