Reactivated Love 2 #81S | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

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最初お話→Reactivated Love1
前回のお話→#80S

Reactivated Love 2

#81S





チュ、と音を立てて胸を離れ


再び柔らかな唇に喰らいつく。




深く絡めて、


離れて、



頬にキスをして


耳の後ろに鼻を埋める。





さっきから思ってたんだけど。





「・・・雅紀、


この匂いってさ・・・、」



「ぅん・・・、


使っちゃった。えへへ、」





気まずそうというよりは、


寧(むし)ろ照れながら嬉しそうに軽く睫毛を伏せて。




反則だろ、ソレ。





「ごめんね、


買って返すか───、」





チラリと合わせて来た瞳(め)との距離を縮めて





「・・・んっ」





また、


吐息ごと奪い取った。





・・・俺がいない間に俺のソープを使い続けるとか・・・、




雅紀(オマエ)、ドンだけ可愛いんだって。





愛おしさが止まらなくて、


肌を辿る指が止まらなくて、


カラダじゅう触れても触れても足りなくて。





「ぁっ・・・、



っはぁ、しょぉ、



・・・ぅあ、」





どこに手を這わしても


どこに指で触れても




眉を切なく顰めて


唇を薄く開いて




攻めてるのに煽られンな・・・、




武者震いに似たゾクゾクが


背を駆け上る。





「凄い・・・


カン ジてくれて嬉しいよ、雅紀・・・


可愛い。チュッ、」





本当に。



雅紀(オマエ)は男のはずなのに





可愛くて、


可愛くて、可愛くて。





「ゃ・・・、恥ずい、から、」





そう言って俺の首元にしがみ付いて


何度も唇を押し付けて来る。





「フッ、擽ってーよ、」





もういい大人のくせに


もう何度もカラダを重ねてるくせに




器用そうに見えて不器用な、

(俺が言えた義理じゃねーけど)




そんなキスを繰り返す雅紀が可愛くて。





それでも一度(ひとたび)色香を纏えば


その辺のオンナより色気がある、




そんな、グラビアから抜け出たみたいな雅紀を


俺しか知らないであろう姿へと乱したくて、





「んっ!」





雅紀の腕の自由を奪って



カン ジるところを



舌 で



辿った。






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