Discostar★Love 4 #84A | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

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DiscostarLove 4

#84/Side-A





チュ、



チュ・・・





「ゴメン・・・、」





翔ちゃんが、


おれがまだ怒ってると思ってキスしてくる。





「マロがさ、雅紀とずっといて雅紀に変な気起こさないか気になっちまったんだって。」





・・・え?





「え?マロが?おれに?くふふふっ!ナイナイ!」





翔ちゃんが突拍子も無いこと言うから、



可笑しくて



可愛くて




それからなんだか嬉しくて





「くふふふっ!」





笑っちゃってたら、


おれから離れた翔ちゃんがボスン、て横に突っ伏した。





「なぁに、しょぉちゃん、マロにヤキモチ焼いちゃった?くふふふっ!」





そっと、翔ちゃんの背に覆いかぶさるように寄り添う。





「・・・るせ、」





おれは


顔を上げない翔ちゃんの髪に手を伸ばした。





「拗ねないで・・・?


おれ・・・、嬉しいよ。」





だって、ヤキモチ焼いたってことは、


それだけおれのこと好きってことでしょ?




ちゅっ、って、


目の前にある翔ちゃんの耳にキスをする。





「マロは、


ホント弟みたいなもんだから。」





小さい子にそうするように、


ゆっくりと、髪を指で梳きながら話す。





それに。





「マロは・・・、」





マロが翔ちゃんに向けた目が、


ずっと引っかかってる。



きっと、マロ、は。



胸が、ギュッてする・・・





「・・・どした?」





翔ちゃんが顔を上げておれの頭を引き寄せて


コツン、ておでこをくっつけた。





「ううん、・・・」





おれこそ、ヤキモチだね。




目を閉じる。





「ううん、じゃねェだろ?」





翔ちゃんの声にちょっと力が入って、


チュって、唇が触れた。





「・・・言えよ、」





チュって、


今度は鼻に唇が触れて




目を開けたら、


翔ちゃんにまっすぐ見られてた。





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