Rolling days #116 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

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最初から→#1
前回のお話→#115
前回のSide-S

Day #116
~Side S~




『じゃあ、21:30に△△△予約入れておくね』



風間からの返信を仕事明けに読んで

マネージャーに車を回してもらった。



個室に通されると風間が右手を挙げた。




「翔くんお疲れ、」


「ありがとう、風間もお疲れ。」




当たり障りなく飲み始めたけれど

呼び出された本当の目的が気になって仕方なく。




「何か・・・、

話があるんでしょ?」




新しい水割りを作ったタイミングで

こっちから切り出した。



風間の緊張が伝わる。




「えっとさ・・・、

答えたくなかったら聞き流してくれていいんだけど、


翔くんて今付き合ってる人とか、

いたりする・・・?」


「いねェよ、・・・何で?」




相葉くんの名前が出る事を期待して

鼓動が早まる。




「なんで、って言うか・・・、

あ、じゃあさ、好きなヒト・・・とか?

いる・・・?」


「好きな『オンナ』は特にいねェけど?」




『そっか、』って言って水割りをゴクゴクと飲む風間が

次こそ相葉くんの名前を出すだろうと、

こっちの緊張も高まっていく。




「・・・」


「・・・何だよ、」




躊躇してるのは

多分おそらく風間が今こうして俺と会っている事を相葉くんには内緒にしているから。




「え、っとさ・・・、」




言いにくいんだろうと思う。


相葉くんの友達だけあって

風間もまた相手の事を考えて動くタイプだ。



二人は、似ている。




「そう言えば、相葉くんて最近風間ンちによく行ってンの?

この前の相葉くんのラジオたまたま聴いててさ。

言ってたよ?」




こっちから

相葉くんの話題を

出して、みた。





#117