今日はなんの日?*SC*11 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
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今日はなんの日?
*Sweet Chocolate*
#11 Side-A

最初のお話*1
前回のお話*10




早く二人で乾杯したい・・・、


はやる気持ちをどうにか抑えて

翔ちゃんの手を引いてリビングに入る。



でも待って、今何て?

後ろから聞こえたコトバ。



『いやでもまさかチーフが相葉くんにまで手ェ出してたなんてな!』


『まで』?



待ってどういうこと?




「・・・え?」




振り向いた僕に

説明してくれる翔ちゃんが




「ん?いや、俺だけじゃなくて相葉くんにまでさ。」




ちょっとサラッと言ってるけど待ってよ




「しょぉちゃんもキスされたってこと?」




なんか・・・

急に腹が立ってきた。



僕は・・・

早く翔ちゃんに逢いたくて

でもお仕事だからって我慢して

翔ちゃんが好きそうなモノを作ってあげて

もぐもぐ食べてくれるの楽しみにしてたのに!



僕の翔ちゃんに手ぇ出しちゃダメ!!




「あの、相葉くん?」




上目遣いでカワイコぶったってダメなんだから。




「消毒するっ!」




リビングの入り口のドアに

翔ちゃんを押し付けて

唇を、塞ぐ。



僕だってオトコなんだから。

いつもサレるばっかじゃないんだから。



翔ちゃんのバカやろ・・・

隙、見せてんなよ。




キスを続けてるうち、

翔ちゃんの腕が腰に廻って



キスの角度が変わるタイミングで

カラダが入れ替わる。




「あっ、・・・や、しょぉちゃ、

ズルい・・・」




唇を離れた翔ちゃんの顔が

首筋に埋められて



温かい感触が

首から肩に伝う。




「はぁ、」




翔ちゃんの耳元でため息が零れて




「ハァ、やべェ、

・・・相葉くんのこと、すげェ好きになってる気がする・・・」




翔ちゃんにぎゅぅぅって、抱きしめられた。