ククク、とMが笑い出す。
「オレらの世界もそうだけど、
どうせお前らの世界も男ばっかりの世界だ、
オトコ同士であったりするんだろ?
・・・あぁ、雅紀のお相手が櫻井なのか?
それで王子様登場ってか。」
コイツ・・・何を言ってる・・・?
「ッハ!やってらんねー。
すっかり萎えたわ。
ヤメヤメ!
・・・雅紀、お前可愛いから『いつか』と思って手懐けてきたけど決まった相手がいんなら早く言えっての。
オレ人のモンには興味ねーから。
あとはお二人でお好きにどうぞ!」
血が・・・逆流したかと思った。
「最ッ低だな・・・!
てめェ黙って聞いてりゃさっきから何なんだよ!」
すげェムカついた。
「しょぉちゃん!」
「今まで雅紀がどんな気持ちでアンタの事慕ってたと思うんだよ!」
何も言わない相葉くんにもムカついた。
「しょぉちゃんいいから!」
「よくねェだろ!
てめェの勝手で雅紀が今どんだけ傷ついてると思ってンだよ!」
ムカついて、悲しかった
「しょぉちゃん!」
名前を呼んでただけの相葉くんが
後ろから抱きついてきた
「離せ雅紀!
雅紀(コイツ)の純粋な気持ちをどこまで踏み躙(にじ)れば気が済むンだって!!」
相葉くんの気持ちを思うと、胸が痛んだ。
「しょぉちゃん!おれは平気だから!」
「そっちの世界がどうか知らねェけど一緒にすんなや!!」
殴って、しまいたかった。
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