Rolling days #41 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

最初から→#1
前回のお話→#40


Day #41
~Side A~




思い返せば思い当たる事は次々に出てきて。




「全然気付かなかった・・・」



「ンフフ、そうか?」




リーダーがバングルのターコイズを弄る・・・




「ぁ・・・!」




そうだ、そう言えばニノも似たようなバングル・・・



リーダーも


ニノも



前はそんなバングルなんてするキャラじゃなかったはず。



でも確かに見た覚えがある・・・



ニノの家に行った時・・・



ローテーブルに無造作に置かれた、

ターコイズの入ったバングル・・・




「ンフフ。ニノには内緒な?相葉ちゃんにバラしたって。

おいら怒られちゃう」



「うん・・・、

うん、ナイショね!

くふふ、そっか。



そっかぁ。・・・ふふ、」




・・・僕の秘めた恋の相手は・・・



男同士でする恋なんて

あり得ない人生を歩く人だから




僕の恋は・・・


日の目を見る事はないけれど。





身近な人が・・・、


リーダーとニノが、


幸せな恋を暖め合ってるんだって知って



すごくすごく、

自分のことのように嬉しくて



僕の分も


うまくいきますようにって、




胸が一瞬小さくチクリとしたけど

またすぐ じわぁって、暖かくなった。




膝の上のリーダーが

いつの間にか目を閉じて静かな寝息を立てていて。



リーダーの頭をそっと撫でて、




「がんばってね、」




小さく囁いた。