La fête d'Halloween #83A | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

最初から→#1A
前回のお話→#82A


〈Side-A〉




 「・・・き?・・・雅紀?」



「・・・ぁ、しょぉちゃん・・・?」



「大丈夫か?ホラ、水・・・、」



「あっ!ごめ・・・!

しょぉちゃん?大丈夫?!」




久々に動いて・・・、

全力出しすぎて意識を手放してたらしくて・・・


おれよりツライはずの翔ちゃんが、

水のボトルを持って来てくれてた。




「しょぉちゃん!」




目を合わせると

ちょっと目を伏せて笑う翔ちゃんがすっげぇメチャメチャかわいくて




「しょぉちゃん♡」




抱きしめた。




「なんだよ!あぶねェな、」




口ではツレない言い方してるけど




「しょぉちゃんだいすき♡」



「フハハハ!知ってる。

俺もだよ、愛してる。」




最後にはいつも抱きしめ返してくれて

幸せいっぱいになるんだ。




おれは


翔ちゃんとなら


攻めだって


受けだって


どっちだっていい




「・・・雅紀・・・、」



「ん♡なぁに?しょぉちゃん?」




もう一回♡とかゆわれちゃったりして?




「雅紀・・・、待ち合わせまであと30分だ・・・」



「えっ!!」



「ヤベェ!」



「マジで?!」




ぅ~わ!翔ちゃんに夢中になり過ぎて

すっかり忘れてた!




「急げっ!」



「はいっ!!」



「風呂行くぞっ!」



「はいっ!!」



「・・・痛ェ!」



「ごめんっ!!くふふっ!」



「雅紀・・・!運転は頼んだ!」



「任せて!!」





ドタバタだけど


笑い合って


じゃれ合って


居心地がいいのは


いつだって翔ちゃんの横だよ



友達が多い翔ちゃんだけど


翔ちゃんも同じように思ってくれてると嬉しいな。