And if...2-92
「雅紀、どした?」
「しょぉちゃん・・・あのさ、まつ・・・」
「アレ?おふたりさん?」
後ろから、聞き覚えのある声・・・
「あれ、まつじゅん・・・にのも、」
「ちょっと買いたいワインがあってさ、帰る前に寄ろうと思って。」
「奇遇~!やっぱココだった?
いや、松潤、前にセラーのあるレストランに行ったって言ってたよね?」
翔ちゃんが嬉しそうに言うから、
おれは松潤の様子を伺いながら変なドキドキが止まらない。
「そうそう!翔さんよく覚えてたね!
どうする?セラー見せてもらう?
レストランのマネージャーに話してみようか?」
「イイねぇ、」
ふたりが盛り上がってるのを見て、ニノが機転をきかした。
「じゃあJと翔やん、行って来なよ。
大野さんには電話してここに来て貰えば時間気にせず見てこれるでしょ?
我々ここで時間潰してますから。」
「マジで?」
「イイの?ホントに?
・・・雅紀、一緒に行く?」
「あっ、おれちょっと見たいお土産あるし、
いいよしょぉちゃん、まつじゅんと見ておいでよ、」
「・・・そ?・・・」
翔ちゃん、何か言いたそうだったけど・・・
今のタイミングで松潤と翔ちゃんと3人になるのは・・・、
どうしていいか分からなくて・・・
「ハイハイ、決まり!
じゃあゆっくり行ってらっしゃい、相葉さん行きますよ?
大野さんに電話しないと。」
おれはニノに急かされて、
「じゃあヨロシク!行こ?翔さん、」
翔ちゃんは松潤に促されて、
その場を離れた。
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