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最初から #1
前回のお話 #45
#46 Side-A
「大丈夫だよ、大丈夫・・・」
翔ちゃんが、ゆっくりと、背中を撫でてくれる。
「明日早いってったって、俺みたいな仕事をしてればそんなのザラにあるし・・・
もっとキツイ時だってあったからさ。
俺は・・・
雅紀と一緒にいたいって思ってたけど、朝ゆっくりできないのに誘うのもなって遠慮してたの。
だから・・・
雅紀が一緒にいたいって言ってくれて嬉しかった。
祭りで花火見て焼きそば食って、
ぜってー飲みたいはずなのにメッツコ飲んで我慢してたろ?
俺はそんなさりげなく気を遣える優しい雅紀が大好きで大切でしょうがねェの!
それに・・・
雅紀・・・ 俺のこと、好きでしょ?
嫌われたかもなんてホンキで心配しちゃいねーよ。
ンなの見てりゃ分かるっつーの。」
後頭部を優しい手で撫でられて、
あぁもう、ホント翔ちゃんには敵わねぇなって
おれすげぇ翔ちゃん好きだって
自覚せずにはいられない。