これまでのお話→#1
Moon#2
「えっと、しょぉちゃんなしで、過ごすシュギョォ?
・・・だからさ、あんまそやってゆぅわくしないでくれる?」
「ンだよそれ。 ・・・どーりで何か様子がおかしいと思った。」
そんな修行、意味あんのかよ、そう思いながらお構いなしに雅紀の上にのしかかってそのままラグに押し倒す。
雅紀の耳元に鼻を寄せ、飾らない気持ちを口にする。
「・・・俺は雅紀を補給しとかないと、あっちで仕事になんねーし。
・・・ね? だからさ、雅紀貯金に協力・・・して・・・?」
抵抗を見せない雅紀に、このままキスしようと少し上体を起こして顔を見ると、慌てたように目を逸らされた。
なんだよ、って思った瞬間、
「じゃっ、じゃあさっ、早く・・・ ソレ終わらせないとね?
荷物詰め終わったら、ごほぉび あげよっかなぁ~?」
「マジでっ?」
マジか、マジか!
やっりィ~、そう来なくちゃだぜ!
雅紀を解放して向こうの部屋に走る。
雅紀のご褒美って何だろう、って顔がニヤケるのを抑えもせず、持って行こうと思っていた細々したものをまとめにかかる。
その頃雅紀が何を考えてソファーに横になっているなんて知る由もなく・・・
→#3へ