キミの笑顔が | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

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ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

あれはもう15年も前

お互いまだ打ち解けきれていなかった頃



春の爽やかな風の中で

俺を追い越しながら

肩を軽く叩いて

走りながら振り返った

キミの

太陽の光を反射したような

その笑顔が



大人たちの思惑に抗うように

頑なになっていた俺の心を

温かく

溶かしていったんだ



今も

鮮明に思い出せる

キミの

あの笑顔が

忘れられなくて




思えば

あの時から

俺の心は 

キミに傾いて行ったんだ




たとえそれが



報われることのない想いでも




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