Exchanged moons #18 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

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Moon #18





そのままシャワーを浴びて・・・ 今日もこっちで、泊まることにする。



洗いざらしの髪をタオルで拭きながら、ふと、思いついて・・・ 

ずっと開けていなかった、翔ちゃんの大きなベッドがある方の部屋に行ってみる。



「おじゃましまぁ~す・・・」



翔ちゃんがいた時は毎晩のように入ってた部屋なのに、
一人だとなんだかいつもより広く感じる。


やっぱ自分の部屋に戻ろう・・・と思いながらも、
吸い込まれるようにその広いベッドに横になってみると


自分の家のよりも、


あっちの部屋のよりも、


このベッドが一番、カラダに馴染んでいることに気づく。



どんなに手を伸ばしても・・・ 

そこに翔ちゃんはいないけど・・・ 



シーツはひんやりしてるのに、不思議な安心感に包まれていくのを感じて目を閉じた。




「・・・そぉだ!」


いいこと思いついちゃった!


ベッドがら起き上がっていそいそと洗面所に戻る。 




えっと、翔ちゃんお気に入りの香水は・・・ あ、あった、これこれ!



手首と耳の後ろにその香りをまとって、急いで自分の部屋に戻り

肌触りの良い毛布の中に潜り込む。 



そして、目を閉じてしまえば・・・ 


ふふ。 ほらね、一緒に眠っているような感覚。



もっと早く思いつけばよかったな・・・と思いつつ・・・ 


翔ちゃんが帰ってきたらなんて言ってお迎えしようかな・・・



なんて考えながら・・・



久しぶりに・・・




朝までぐっすり眠った・・・。


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Exchanged Moon / fin




  
        



どうも。
初めて読んでくださった方も、リピーターの方も、季節外れな、そして時勢遅れなこのお話を読んでいただきあいばとうございました。

実はこのお話に関連するSSがまだありまして、

① 翔ちゃんが交換していった月のモチーフのペンダントのお話

(② Exchanged Moons 雅紀サイドのお話)

③ Exchanged Moons 翔ちゃんサイドのお話

④ 翔ちゃんがソチから帰って来るお話

の4部作なのでした。
今回、中途半端な2番目をお出ししてしまったのですが(たまたまブログを始めた時期に配信していたため限定記事に上げたのが②だっただけ)読んだことのない方もいらっしゃるかと思いますので、

ココで(*‘◇‘*) 相葉クーイズ
じゃなくって さくリク~

①、③、④

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つって



さくは今頃某マリーナでBBQしながらジュニアヨットレース観戦中です

ではでは、みなさまも素敵な日曜の午後をお過ごしくださいませ。



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