Exchanged moons #13 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
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Moon#13





それでも周りと他愛のないことで笑い合った時とか、


なぜか楽しい場面で

フッと、胸に風が通るような寂しさを感じてしまうことがある。



そんな時は、いつも

そっと服の上から首元に触れてみる。



今、おれの胸の上には、翔ちゃんの方の「三日月」があるから・・・




あの日の朝・・・ 

眠ってるおれの首元を辿っていた指先。 



あの時翔ちゃんはお互いのペンダントを交換してたんだ。



翔ちゃんを見送った後、洗面所で気付いたんだけどさ・・・



翔ちゃんの「三日月」を自分の胸に見つけた時は・・・


なんてゆうか・・・



胸がぎゅぅぅ、って、熱く、

嬉しいのに苦しくなって、

また涙が零れちゃった。



そんなこと、翔ちゃんにはゆわないけど。 

くやしいからね。ふふっ。



とにかく、今はこれが何よりのお守りになってる。 


いつも一緒だって、前を向ける。


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