「我慢、しなくていいから・・・」
そう言って、ショウくんがスウェットを下げてきた・・・
ぅわっ・・・どうしよう、期待もあるけど緊張する・・・!
わ、逃げたくなってきた・・・!
ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、
ショウくんに跨った格好で・・・今さら・・・、恥ずかしくなってきた・・・
心折れそうになってたおれに、ショウくんが優しいテノールの声で囁いた。
「あのさ、触ってんの俺だけど・・・イケなそうだったら目ェ瞑って誰か可愛い子か・・・好きな子か・・・、想像すればいいから。」
可愛い子・・・好きな子・・・?
じゃなくて・・・
おれ、ガッツリ・・・ショウくんのその瞳(め)に反応しちゃってんですけど。
その声にも・・・ゾクゾクしてる・・・
おれ、おかしいのかな?
・・・なんて思ってたら、ついに・・・、ショウくんの指が、おれのオレに触れて・・・、
・・・、
・・・、
覚悟を決めて、目を閉じる。
ずっと、焦らされてたから・・・チョット触られただけでも先が期待に濡れてしまう。
グッ、と、ボクサーも下ろされて
急に下腹部が自由な空間を得て
なんだか不安な気持ちと恥ずかしい気持ちでいっぱいになって、思わずショウくんの首元へ顔を埋めた。
ショウくんの右手が、おれの体温を上げていく。
自分でスるのと違って、思ったのと違う動きをされたり
触る指の強さ・・・とか
順番・・・とか
予想ができないし
何より、ショウくんが、おれの、ソコを・・・って思うだけで・・・
ドクン、
「ハァ、・・・ッん、ハァ、ハァ・・・」
息が、アガる。
「雅紀、どう?気持ちイイ?」