Discostar★Love 100 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
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『教えてやろうか・・・?俺が。』

「えっ・・・、」


顔をあげたら、真面目な顔したショウくんが・・・

・・・近付いてきてて・・・


「しょ、・・・っん、」


唇を、塞がれた。


チュ、


すぐに離れたショウくんが、ソファーの上で左脚だけあぐらをかくようにして身体ごとこっちを向いた。


「キスに自信が持てるようにさ・・・、教えてやるよ。・・・イヤならイヤって言って・・・?」


そう、言いながらまた少しずつ唇が近付く。

ま、待ってよ、イヤ・・・とかじゃなくてさ、教え・・・?って、オトコ同士で?

ショウくんは大丈夫なの?

ってゆうかそもそもキスって教えてもらうモンだっけ?!


チュ・・・

柔らかく、触れるだけの、キス・・・


・・・どうしよう、


「・・・いいの?

・・・黙ってたら『Yes』だって思っちゃうよ・・・?」


だって、こんなのヘンだよって頭では思うのに、それなのに、ショウくんとキス・・・したいって思ってるおれもいて・・・

どうしていいか分かんないよ・・・


「アイバく・・・、

・・・雅・・・紀、」


ドクン、

名前を呼ばれながら射るような目で見られて、腰の内側が竦(すく)むように震えた。

ダメ・・・だ・・・抗(あらが)えない・・・

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「おっ、教えて・・・?」


あぁ、ノマレ  テ  イ・・・ク・・・

薄暗い中で、ショウくんが左の口角だけキュッとあげて笑って、右手をおれの左の頬に触れてきた。

おれも、右脚だけソファーの上であぐらをかくように折り曲げて、カラダごとショウくんの方を、向く。

ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、

なんか・・・

改めてキスしようと思うと・・・キンチョーする・・・

ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、

少しずつ、唇が、近付く。

やばい、息が詰まりそうに苦しい。


フワッ、・・・チュ、

また、唇が触れて離れる。

ダメだよ、そんなの。
苦しいだけだよ、ショウくん・・・

もっと・・・クルなら、キ、 テ・・・


求める気持ちで喉まで苦しくなったおれに、ショウくんが低い、テノールで囁いた。


「シて?・・・雅紀の、キス・・・」


ドクン、
頭の中で何かが解き放たれる。

そう・・・か、そう・・・だよな、おれの練習なら、おれから・・・だよな?


腰を正して後ろにあった重心を移動させて、左手をショウくんの首の後ろに回す。

右手をショウくんの二の腕に添えて・・・

顔を右に傾けて・・・下から、ショウくんの唇にそっと触れる。

チュ、チュ・・・


「ダメだよ、そんな浅くちゃ・・・俺の真似、して?」


そう言って、ショウくんが舌を唇の隙間に滑り込ませてきて、上唇と下唇を交互にそっと吸ったあと、グッと舌を迎えにきた。


ぅ・・・わぁ・・・ショウくんエロ・・・


まだ残る理性で感心してると、


「ホラ、真似して?」


唇を離れたショウくんが囁く。


「あっ、う、うん・・・」


チュ・・・チュッ・・・


あ・・・ショウくんの唇、厚みがあってキモチイイ・・・

最初は、キンチョーしてたけど・・・だんだんキモチイイ唇が愛おしくて夢中になる。

舌を迎えに行こうと思うんだけど、うまく絡められない・・・


チュッ・・・、


はぁ・・・、


「雅紀が蕩けてどうすんの」

「え・・・」


フワフワした気持ちでショウくんを見ると、すっげぇ優しい目で見られててドキッとした。


「もっと絡めなきゃダメでしょ?ホラ・・・教えてあげるから舌出して・・・」


そ・・・んな、優しい目で見んなって・・・

ドクン、ドクン、ドクン、


チュ、チュ・・・ッ、


ぁ・・・そんな・・・


「んっ・・・、」


そんな風にされたらヤバいって・・・