「アイバくん?水!飲めって。ホラ、口開いて?」
ペットボトルを唇に押し当てる。
「ん・・・、おみじゅ・・・いらなぁい・・・」
胸元のクッションをギュッとしながら左側を向いて逃げられた。
「や、今飲んだのほぼほぼストレートだから!薄めなきゃヤバいって。」
「ぅう~ん・・・、・・・。」
「オイッ、寝るなって。ちょっとでいいから飲んだ方がいいって!」
「ん・・・のむ・・・」
飲むって言ったくせに相変わらず横向いてて・・・
「オイッて!・・・しょーがねェな、オマエ、後で怒ンなよ?」
俺は、ペットの水を自らの口に含むと、アイバくんの両脚を挟んで跨って、右手でアイバくんの左頬を支えて上を向かせ、ダイレクトに・・・注ぎ込む。
「・・・ンック、コクッ、あふっ、ンッ、ぅ・・・」
アイバくんが、目を閉じたままクィと顎を僅かに上げる
「ん・・・つめた・・・もっと・・・」
自動操縦されているように、考える隙を与えられないままカラダが勝手にボトルを呷(あお)りまたその艶やかな入り口へと注ぎ込む。
「んっ・・・ふ、コクッ、・・・コクッ」
「んっ・・・ふ、コクッ、・・・コクッ」
ヤベェ・・・冷たい水の先でスルリと触れた熱い舌が・・・
魔が、・・・差した・・・
・・・チュ・・・、・・・チュッ・・・
ヤベェ・・・蕩けそうに・・・柔らかくて・・・止まンねェ・・・
口内に水がなくなってもなお、触れる柔らかさに捕らわれて離れることができない。
→Step#31
