Trick or ... #14 Side-M | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

これまでのお話

【10】 【11】 【12】 【13】





信じらんない! 信じらんない! 信じらんない!!



翔ちゃんてば、アレで気持ちを伝えたつもりでいたなんて!!



あ・・・クラクラしてきた・・・




「ハァァァァ~~~」




深いため息をついて、翔ちゃんの肩に凭れてそのままの態勢で話しかける。




「・・・しょぉちゃん?」



「はいっ」



「あのね、イキナリあんなんして・・・普通だったら絶対ゼッタイありえないんだからね?」



「・・・ハイ。すんません。」



「おれ・・・しょぉちゃんに好奇心でサれちゃったんだって思ってたんだから・・・」



「・・・ハイ。すんません。」



「・・・てかさ、なんなの?しょぉちゃん、今までとかどうしてたの?いつもあんなんなの?!」



「や・・・!今までは、ホラ・・・もう相手がソノ気だった・・・っつうか・・・

俺からイッたの初めてだったっつうか・・・」



「―――。」




顔を上げると眉毛を八の字にさせた翔ちゃんと目が合った。




「くふふふふっ!もぉ、いいよ、いい、いい!分かったよしょぉちゃん!くふふふふっ!」




不器用な翔ちゃんが可愛くて、愛おしくて、もうなんかぜんぶ、手放しで許してあげたくなって。





「ん・・・」





もう一度、キスをした。






* * * * *



「じゃぁさ、あのドレスって何だったの?」



「あぁ!アレ?!見る?!内緒にしようと思ってたけど、もういいや。」




袋から出てきたのは、海賊の男女ペアのコスチュームと短刀、ハット、仮面とアクセサリー・・・


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「アレ?プリンセスじゃなかったの??」



「うん、はい、コレ雅紀ね?プリンセスのがよかった?」



「えっ?」



「今度のオフの日、夕方からハロウィンパーティー行こ?これ着て。みんな着てるから・・・、去年もバレずに帰ってこれたからさ。今年は雅紀と行きたいなって思ってて。雅紀も普通の人と同じように夜の東京歩いてみたいって言ってたじゃん?」



「わぁ、マジで?行く、行く!!わぁ、楽しみ~!!ありがと、しょぉちゃん!・・・って待って、おれ女?!」



「俺が女よりいいだろ!男女の格好だったら手だって繋げちゃうぜ?」



「えぇぇ~ふくざつぅ~~~」



「ははははは!」「くふふふふふっ」






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続編

****************



どうも。さくです。


急に思い立って始めたこのお話でしたがf^^;


プライベートでお忙しかったさくさんは夜な夜な書き溜めて予約更新という荒業で乗り越えてまいりました。


当初はもっと短いお話の予定だったので余裕ぶっこいてたんですけどね。


お話が終わりをみせないうちに気付けば今夜はHALLOWEEN NIGHT!

Oh, no ~!!


つって。 それが怒涛の更新理由その壱。


理由その弐。


プライベートのお話ですが、10月30日、31日がさく的にお祝いDAYSでして。


お祝いムードのお裾分けで今までやったことのない連投という無謀とも言えるイベントを開催してみました。おつかれさまでしたあいばとうございました。


えぇえぇ、分かってますよ。 分かってますとも。


ぬるいとおっしゃるんでしょうね。


そう言われると思って、ちょっと今日中のアップは無理そうですが(まだ書いてる途中だったりする)、ハロウィンパーティーからの~、タイトルにもなっていた「Trick or ・・・」のそのへんをお届けできたらと思ってます。ふふふ。


Trick or Treat、お菓子くれないといたずらしちゃうぞ!の、Treat、お菓子、の部分を・・・にしてます❤


ふっふっふ。あとはご想像にお任せしてしばしの放置プレイ。


んふふ。素敵な夜を。



Happy Halloween!!