続きです。
MFICUの個室へ移されました。
このとき私の感情は、
無事に手術が終わった安堵感と、不本意に出産を終えてしまった喪失感でした。
全身麻酔で眠っていたので産声も聞けず、気が付いたら空っぽのお腹と残された傷跡。
赤ちゃんに会いたいと強く思っていました。
無事に出産できたことへの喜びと、赤ちゃんに会えない悲しみで心が不安定なのを感じました。
笑いたいのか泣きたいのか分からず、
ぐちゃぐちゃです。
しばらくして担当医が病室へ訪れました。
担当医「今日は大変な一日だったね。」
私「そうですね💦死ぬかと思いました。。こうして先生とお話し出来ていることや赤ちゃんが無事なことに感謝しかありません。」
担当医「大丈夫よ。それでね、手術の出血量なんだけど、想像よりずっと少なかったの。
その理由が分からないんだけど多分、血小板がいない中でフィブリンやフィブリノーゲンなんかの材料にあたる物質たちが勝手に機能したんじゃないかって考えてる。」
こんなイメージで
血小板が不在でも糊だけで上手いこと止血に成功したようです。あまり聞かないけど、それしか考えられないと言われました。
手術前に血圧計を巻いたところは出血しやすかった影響で内出血が起こっていました。
内出血の写真です。閲覧注意。
ピンボケですね💦
ちなみに左手は3箇所点滴の留置針が刺さっておりロボットみたいです
テレビみたいな奇跡ってあるんだなぁと思った出来事でした。