こちらの続きです。
（、、、痛い。寝違えた？
いやこれは違うな。なんか違う気がする。）
内側からズンズンと湧き上がるような鋭いような鈍いような、初めて味わう痛みでした。
当時初産で陣痛の経験がない私でしたが、
痛みの特徴が
•明らかに右側に偏っていること
•腰ではなくて背中にあたる高さであること
•波がなくずっと痛いこと
以上から陣痛とは違うと判断できました。
（今日［日付変わったので昨日］の診察で子宮頸管長が短いと言われているし。関係あるのかな？
え！ていうか！こわい！なに！この痛み！！！）
歩くのもつらい、身体を丸めていたくなるような痛みでした。
手すりを掴みながら一先ずトイレへ行き
（破水した様子はない。出血もない。胎動はある。）
夜中は比較的元気にポコポコしていたのですが、その日も変わらず動いていてそれが救いでした。
リビングのソファに横たわりGoogle検索、検索。
「妊婦 背中 痛い」
位置的に腎臓か？肺よりは下っぽい？
なかなか当て嵌まる症状はありません。
同時に胃の辺りをぎゅーっと足で蹴られて胃袋が手で確認できるほどに突き上がります。
（オゥ、今はやめておくれ、元気なのは分かったよ）
赤ちゃんの突き上げによる痛みと勘違いをしていますが、後にこれも原疾患であるヘルプ症候群の症状の一つと分かります。
検索して、ぐったりして、検索して。
自分は痛みに強い方と自覚をしておりました。
ですがこの時は1時間ほど経っても落ち着く気配のない痛みに身体がきしみ、動くことも出来なくなり、普通じゃないなと恐怖を覚えて産院へ電話を掛けました。
上記した痛みの特徴と、破水出血がないこと、胎動があることを伝えると
助産師
「緊急性はないため診療時間内の受診で問題ないように思います。ですがお痛みがつらそうですね。不安であれば診れますのでお越しください。」
「すみません。お願いしたいです。」
深夜✖️痛みの心細さったらないですよね。
気がつけば独りボロボロと涙をこぼしていました。
寝室へ向かう気力もなく、、
主人を電話で起こして状態を説明し、車で産院まで乗せて行ってもらいました。
エコー写真を握りしめて、ただただ何事も無いことを祈るばかりでした。
