人間は不安が大きいとその原因や状況に明快な説明を与えてくれるものに頼りたくなる習性がある、「黒幕の仕業だ」といった陰謀論に傾倒して攻撃的になるのも行き場のない感情に折り合いをつける行動だと解釈できる。
先日の読売新聞の記事で臨床心理学の専門家の記事だ。
私の知り合いがこの陰謀論の傾向にある、他にも近い人にこういう傾向の人がいる。
「こういう人がいるのですがあなたならどうしますか?」みたいなことを年長の方に伺うと「(押し付けてくるようだったら)そういう人とは付き合わないようにする」と、そうだけどそうもいかないよな、仕事が絡んでいる場合とか。
確証バイアスというのが人間に備わっている、自分の意見、願望に合致する情報を集めそれに反する情報は排除するというもの、それが歪んでさらに強まると異なる意見に耳を傾けなくなる、そういうものに攻撃的なる、とのこと。
かつての南京虐殺は根拠となる客観的な証拠が乏しいとかで死者数が大きく異なる、資料があった場合それが信用できるか?というのを検証しないといけない。
新聞やテレビというのは取材しているので有名人がネットでいってたとか専門じゃないけどノーベル賞を取った誰々がいってた、というよりは信用できる、一紙ではなく何紙か読み比べても良いね。
でも確証バイアスの先鋭化みたいので無理なんだろうな。
元の要因の不安というのは誰でも持っている、それに目を背けず受け入れることと記事は締めくくっている。