● 建築確認申請の民間審査機関の株主はゼネコン、審査官は国土交通省の
OBであります。建設行政の利権構造そのものです。
今、被害者の安全確保を急がねばなりません。
しかし「全国で姉歯物件ではない建物を含め、強度不足の建物が無数にあ
る可能性がある。だから購入者にも一定の自己責任はあることだし、公的資
金の投入は慎重にすべき。」とおっしゃる。
そんなシステムにしたのは誰なのか?
「一体、公的資金が金融機関を通して、いくらゼネコンに流れたことか。
全国の全ての建物を検査し問題があれば、全て公的資金を投入してもかまわ
ない。官僚、政治家、建設業界から取り立てろ!」と感情的に言いたくも
なります。
● 最近、ある問題で国土交通省の官僚の人達と論争することがあります。
官僚:「法律に従って動いています」
筆者:「ではその条文を示せ」
官僚が出してきたのは、市販の法律解説書でありました。条文解釈には幼
稚な誤りがありました。
筆者:「もっと勉強しろ!法律の条文には解釈の幅がある。仕事を減らす
解釈をしてどうする!」
官僚:「・・・・・・・・・」
それほど仕事を減らす努力をするのなら、その間に問題は解決出来るでは
ないのか?
● “仕事が出来ない理由”を上手に述べることが腕前、と考えているサラ
リーマン諸氏は多いことでしょう。
しかし、建築強度計算書の偽造は、多くの人を死の危険に立たせます。あ
ってはならないことです。
>自分の行為とその結果とが結びついていないのです。
例えば、国土交通省が監督官庁として登録、認可制度を取るなかで、登録
に問題がある業者を指摘すると、監督官は、「資金的に問題が無く、直ぐに
つぶれなければかまわないのヨ!それしか見てないヨ!」と開口一番言い捨
てました。問題を持ち込むな、と言っているのです。
「頭が着いているんだろう!自分で考えて見ろ!自分が何を国民に言って
るのか分かっているのか!」
● 官僚は責任を問われたくないのです。検査システムを利権構造とし、多
くのOBの天下りさせていながら、問題が発覚すると、姉歯建築士を刑事告
発して「トカゲの尻尾切り」に出た国土交通省。
社会システム、言い換えれば事実上、現在の官僚システムは利権構造とな
った現組織を守るために動いており、国民を犠牲にすることに躊躇したりは
しないのです。
● 社会システムを保証するはずの官僚組織が、このような意志を持てば、
当然に社会秩序は乱れます。