若かりし頃・再会 | 元夫は犯罪者〜それでも前向き〜

元夫は犯罪者〜それでも前向き〜

DV、逃亡&未婚出産、酒飲み借金男&サレ妻、2回の離婚などなどの末、やっと「普通」の幸せが手に入るかしら?と思いきや、、、元夫-銀行強盗。。。それでも人生なんとかなるよ!

南の小さな町に到着し

ユースホステルに宿をとり

私は次メンバーの家族の経営する海沿いのバーに向かった

 

次メンバーは何度も何度も

”必ず行け。絶対に行け”と私に念を押していたから (笑)

 

言葉通じないかも知れないのになぁと思いながらも

約束を守るべくバーに向かった

 

バーに入るなりビックリ( ゚Д゚)

おっさん達が真昼間から酔っ払ってる滝汗滝汗

そして歌って踊ってる笑い泣き笑い泣き

 

 

**しかしその後にはこのバーは私の心地よい”巣”に変わる。

酔っ払っている漁師たちは毎日取れたての魚を私に届けてくれて

私はカウンター内でたらふく食べながら料理の仕方を学ぶことになる

その後もまたその国へ行き、

私はこの巣で再び”ビキニでカウンター内をちょろちょろする謎の日本人”になる(笑)

その分、観光客が来たら通訳として頑張ったけれど笑い泣き**

 

 

バーのオーナーが私に気づき

”お!到着したな!”とハグをしてくれた

オーナー家族は前に日本に来て会ったことはあったので

覚えていてくれたのが嬉しかった

 

”うちに泊まるだろ?”と言うのでユースにすでに泊っていると伝えると

”何言ってんだ!荷物取りに行くぞ!うちに泊まるんだ!”と

ユースまで荷物を取りに行くために車を出してきた 笑い泣き笑い泣き

そしてオーナーは”Pの電話番号を渡せ。”と言ってきたポーン

そこまで根回しされていたらしい笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

そしてその日の夜

再会を果たした

 

時間通りに現れたP

Pは私と目が合うなり

いたずらっ子のような顔をして

自分の髪をつまんで笑った

 

約束を覚えていたんだ

髪を切らずにいてくれたんだ

私の中でCLOSURE(終焉)の時だなと思った

 

その後何度か会ったが

悲しいことに違和感が付きまとった

 

最後に夜通し遊ぼうと約束した日に

Pは現れなかった

きっと言葉が通じ切らず

お互いに勘違いをしていたようだった

 

ボスが電話をしてくれて

現れたPは少し不貞腐れていた

とても気まずい空気の中

Pは私をスクーターの後ろに乗せて

森に入っていった

 

森の中の広場でPはスクーターから降り

無言で星を見ていた

私はどうしたらいいのかわからず

スクーターに座ったままだった

 

突然Pは私に激しいキスをし始め

私の体を触り始めた

”それでもいいから触れて欲しい”と思った

傷つく事は分かっていても触れていたかった

これが最後だと知っていたから

 

そのまま乱暴な感じでPは果てると

しばらくぼーっとした後

うつむき加減で目を見ないまま

私にヘルメットをかぶせ

スクーターに乗せた

 

気まずいままスクーターの後ろに座っていると

Pは私の手を自分の腰に回して捕まる様に促した

そしてそのまましばらく

私の手に自分の手を重ねたまま

片手運転でスクーターを走らせてた

 

友人宅に降ろされ

玄関先でPは私の目をじっと見て

軽くキスをして気まずい笑顔で去っていった

 

今思い出しても

悲しく切ない時間

あの時Pは何を思っていたのか

私には分からない

 

 

このブログを書きながら気が付いたが

私はPにただの一度も「好き」とも「愛している」とも言ったことがなかったな

言ったところで何が変わったかは分からない

言わなかったから「いい思い出」なのかもしれないけれど

 

 

今、

Pと私はFA●EBOOKでつながっている

「君の娘たちは、君のように美しいね」とメッセージが来た

Pは一児の父になり

ダンサーである奥さんと

相変わらず世界を飛び回って唄っている