神降臨!
さてさて
前回のつづきっす(また間が空いちゃった)
ルルドのお店の床がかわいくてパチリ
憧れのルルドの地に降り立ったものの
空港から市街地に向かうバスは本日終了
無人空港の片隅で2人はどうなる
って話はコチラ
もうルルドの市街地に向かうバスはない
タクシーも電話しないとこない(フランス語話せない)
免許ないから車も借りれない(レンタカー屋さんはあるけれど)
こっこれは…
詰んだな
完全に詰んだやないか
naoとRisaちゃんのトキが止まる…
が
全力前向きRisa氏はめげません
1, レンタカー屋さんに行ってカタコトの英語でなんとかタクシーを呼んでもらう
2, カタコトの英語でヒッチハイクする
という かなり無謀な 全力前向きな案をひねり出してくれました
たしかに、もう他に方法はない。
あ、ちなみにこの空港に電車はないです(市街地に鉄道の駅あり)
何度も出すよ?ガラーンの空港
こんな誰もいない無人空港の片隅
このままここにいてもバスはおろか
もう車さえ通らないかもしれない。
しかも、このまま日が暮れたら…
絶対真っ暗闇にきまっとる
それだけはなにがなんでも避けたい。
異国の地
言葉通じない
暗闇の夜
さすがに身の危険を感じるわ…(マジで)
残された道はレンタカー屋さんに駆け込むか
カタコトの英語でヒッチハイクをするか。
顔面蒼白の2人は
「とりあえず、レンタカー屋さんに行ってみようか」
という結論に。
と、そのときでした。
ふと感じる気配…
Risaちゃんとnaoが振り返ると
あのご夫婦が!
そうです、あの日本人ご夫婦が!
顔面蒼白の2人のほうに向かって歩いてくるではないですか
「バス、もうすぐ来そう?」
奥様が声をかけてくれました。
Risaちゃんとnaoは
「バスもうなかったです…勘違いでした…。」
と弱々しく伝えました。
すると、奥様は
「じつはね、わたし達レンタカーがパンクして大幅に予定が狂ってね。
行きたかった場所には時間的に行けそうになくて、目的地を変えたのよ。
これから行くところはね、
市街地が通り道だから、よかったら市街地まで送るわよ。」
なっ…
なっ…!
なんですとーーーっっ
「いっ!いいんですかっ」
もう、naoとRisaちゃんの目はキラキラしてただろうね
「ええ、もちろん!
わたし達ね、レンタカーがパンクしてツイてなかったから、
あなた達を送ってあげたら運が巡ってくるかもしれないし!
だから遠慮しないで、人助けだから。」
きた…
コレキタ…
神 降 臨
ルルドの市街地
ご夫婦は、新しく手配されたレンタカーにわたし達を乗せて
市街地へ向けて出発してくださいました。
ご夫婦はいまは日本にお住まいですが、
ご主人のお仕事の関係で海外での生活が長かったそうで
海外での生活のことや、日本と海外の違い(交通ルールとか)も教えてくださったり
市街地までの15分ほどの時間でしたが
その間もずっとわたし達を気遣ってたくさんお話をしてくださいました
市街地まで送っていただき、わたし達がお礼を言うと
「いいのよ〜!人助けでわたし達にも運が向いてくるかしら!」
と、わたし達に気を遣わせないように言ってくださり
「海外だからね、スリには気をつけてね!」
と、最後までわたし達を心配してくださいました
ご夫婦にお礼とお別れのご挨拶をして
走り去ってゆく車が見えなくなるまで見送りました
ルルドの暑い暑い街中で
Risaちゃんとnaoはしばしぼんやり…
「こんなことってあるんだね…」
「こんな出会い…神に出会ってしまった!」
ご夫婦に市街地まで送っていただく車中で教えてもらったのですが
ご夫婦はルルド滞在中に出会った日本人はわたし達だけだったそうです。
確かにわたし達も、ルルド滞在中にご夫婦以外の日本人に会うことはなかったし
アジア人らしき観光客とすれ違うこともあまりありませんでした。
市街地で入ったお土産物屋さんでは
「マレーシア人?」とお店の人に聞かれたので
「日本人です」と答えたら
「日本人に会ったのは初めて!マレーシア人はお店に来てくれたけど!」
と言われるほど。(アジア人はマレーシア人しか知らなかったから、そう聞いたんだろうね)
日本人があまり来ないのかもしれない、カトリックの巡礼地・ルルド。
さらに6月というオフシーズンで、そもそも観光客が少ない時期に
日本人のご夫婦に出会えたことがもうミラクル
しかも、助けていただいたわたし達
それもご夫婦のレンタカーがパンクするというトラブルがなければ
きっと出会えていなかったというタイミングで…
魔法、あるんやな…
魔法を学びにイギリスまで行っといて
魔法を実践しといて
なんですが
魔法(みえない世界)に自信のないわたし達に
自信を持たせるための
みえない世界からのギフトだったのかもしれません
ルルドだよーっ
「魔法使えたねーっ」
と大興奮しながら
ホテルを目指して颯爽とルルドの街を歩き出したわたし達。
と、そのとき…
あーーーーーっ
ご夫婦のお名前もお聞きせずにお別れしてしまった
ということに気づいたのでした(遅い)
ご夫婦もきっと旅を楽しまれたことと信じています
今度は日本でお会いできたらうれしいです(また海外でお会いできたらすごい!)
わたし達がお2人に助けていただいたように
わたし達も、この循環をつなげていきます
ということで、次回は無事に到着したルルドでの出来事をお届けしまーす
ごめんってば…
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