「ルルドのつづき知りたいです」って言ってくださる方もいらっしゃって(すまんです)
しかもnaoにはこのルルド話を書き終えなければならない
大きな理由があるんです
「さっさと書きなさい」
ってあの方にもずいぶん前からずっと怒られてるしなぁー
ということで、つづきです
タルブ ルルド ピレネー国際空港は徒歩移動
ロンドン·スタンステッド空港 を無事に出発したわたし達は
憧れのフランス・ルルドに到着〜
空路でのルルドの玄関口は タルブ ルルド ピレネー国際空港
ガラ〜ン
空港に到着したら、謎のガラーン具合
誰もいないんです。
空港のスタッフさんとかさ、航空会社の人とかも。
空港って人が行き交うイメージっていうか混み合っているイメージだったんだけど…
空港のカフェも閉店。(まだ昼過ぎよ?)
うーん…なにかがおかしい…
しかしながら
イギリスから急遽フランス入りしたわたし達には
そんなこと気にしてられない急務が
現金の両替です
日本からは円をイギリスのポンドにしか両替してきていなかったので
フランスに到着したらすぐにフランスの通貨ユーロが必要だったのです
その国の通貨で現金がないと水も買えないですもんね…
当たり前っちゃ当たり前だけど、普段日本で生活していたらそんなこと考えないな〜とも。(しみじみ)
で、Risaちゃんと無人の両替機(ATM?)を空港で探して、いざ両替
って、これがまたうまくいかない
なんでしょう、海外あるあるなんですかね?
日本の機械みたいに感度がよくないっていうか、反応がおかしいっていうか
Risaちゃんと2人で四苦八苦しながら無人機と格闘すること数十分
なんとか両替ができましたー(ユーロget)
さて、これでやっとフランスの公共交通機関が利用できます
空港からルルドの市街地(ルルドの泉がある大聖堂とか)までは
車で15分ほどの距離と、Risaちゃんが調べてくれていたので
空港から市街地へ向かうバスに乗ろうとバス乗り場へ
バス乗り場に向かうと、これまた誰もいない…
どうやら、わたし達が両替で四苦八苦しているあいだにバスが出発してしまった模様
で、当たり前だけれどバスの時刻表はフランス語です(意味がわからないアルヨ)
いやいや、スマホで翻訳しなさいよ
って思うでしょ?
この空港、フリーwifiもとんでないのよ(なにかがおかしい…)
どこの空港でもフリーwifiあるイメージだったんだが…
日本から海外用のwifi持って行ってなかったの?
って思うでしょ?
naoは持って行ったんですよ、日本から海外用のwifiね。
ただし、イギリス専用です
お国が違うと使えないんだよね…
急遽フランス行きを決めたもんでさ〜
ということで、この時点でわたし達のスマホは
カメラと時計でしかありません(使おうと思えば使えるけど超高よね)
なんとなーく、1時間後にはバスが来るんじゃないかと時刻表を訳してみたのだが(テキトー)
この空港、カフェも閉まってるし、周りはだだっ広い駐車場しかない。
あと1時間、時間つぶしようがない。
ほんで暑い
ご覧のとおり、気持ちの良い快晴です
ルルドは南仏なんで、6月でも真夏に感じる気候(日差しが強い)
Risaちゃんと歩いて市街地まで行ってみるかって話もしたんだけど
この暑さの中、スーツケースをゴロゴロ…市街地までは約10km
無理やな
じゃ、タクシーに乗ろうとタクシー乗り場まで行ってみたら
タクシーが1台もない
っていうか、タクシーが付近を通っている気配もない(いや、ほんとなにかがおかしいこの空港)
タクシー乗り場の看板には電話番号が書いてあって
たぶん『タクシーのご用命はこちらまで!』みたいなことなんだろうけど
いや、フランス語で電話はハードル高すぎるやろ…(英語も不安)
ということで
仕方なく、Risaちゃんと日陰に入ってスーツケースに腰掛けて途方に暮れてみる
「まぁ、あと1時間待てばバス来るし」(たぶん)
とお互いを励ましあいながらボンヤリ…(暑い)
空港のだだっ広い駐車場の片隅にはレンタカー屋さんがポツリ。
国際免許証なんて持ってねーよ(そもそもnaoはペーパーです)
と、やさぐれていたnaoの横で
全力前向きRisaちゃんが
「naoちゃん!こんなときこそ魔法じゃない?」
と神のようなお言葉を
そう、わたし達はイギリスの魔法学校で
魔法を学んできたのです(そういえばそうだった!)
ということで
Risaちゃんと魔法学校の授業以外では
初めての魔法実践です
Risaちゃんとわたしは、この魔法を『ブレンディングの魔法』と呼んでいるのだけれど
みえない世界と一体化して(ワンネス)すべてを委ねる(最善)という魔法です
ルルドの青い空
ルルドの澄んだ空気
ルルドの眩しい日差し
目に映る鮮やかな世界を全身で感じたら
わたし達は大きく深呼吸して、静かに目を閉じ魔法をかけました
あとは、みえない世界に委ねます
それがどんな内容であろうと、それは最善なのです
ルルドの日差しと自然と街並み
ゆっくりと目を開けると
目に映る世界がより鮮やかに感じる
暑いことに変わりはない
Risaちゃんとボンヤリ遠くのレンタカー屋さんを眺めていたら
レンタカー屋さんからアジア人っぽいご夫婦がこちらに向かって歩いて来るのが見える。
どんどん近づいて来るご夫婦。
聞こえてくる会話…
その言語は日本語
フランスに着いて、初めて聞いた日本語にRisaちゃんとnaoは大興奮
思わずご夫婦に話しかけました(Risaちゃんが)
お2人は日本からルルドに旅行に来られていたご夫婦でした。
昨日までにルルドの観光を終え、空港のレンタカー屋さんで車を借りて次の目的地へ向かおうとしたところ
レンタカーがパンクし、レンタカー屋さんに戻ってきたところということでした。(新しい車を手配中)
わたし達の身の上話(?)をすると
「市街地まで車で送ってあげたいところだけれど、わたし達の目的地は市街地とは逆方向なのよ」
と、申し訳なさそうに優しく言ってくださる奥様
「バスが1時間後には来るんだよね?」
と、ご主人も心配してくださいました
いえ、わたし達は人気のない異国の空港で日本人と話せただけで満足です
ほんとにそんな心境だった
ご主人が「バスの時刻表をもう一度確認しとくといいよ」と言ってくださったので
ご夫婦にお別れのご挨拶をして
Risaちゃんとバス乗り場へ
もう一度、読めないフランス語の時刻表とにらめっこ。
と、ここでnaoは気づいたのです。
アテクシ、むかーし昔にちょこっとフランス語を嗜んでおりまして
バスの時刻表に書かれていた文字が『曜日』であることに気づいたのです。
次の瞬間、naoは顔面蒼白に…
こっこれは…
じつは、このタルブ ルルド ピレネー国際空港
一週間に数本しか飛行機が運航していない空港なんです
つまりですね、この日はわたし達が乗ってきた飛行機の到着のみなんです。
そう、到着のみ
そりゃ、空港ガラーンやわ(ガラーンの謎が解けた瞬間)
バスもタクシーも、飛行機の発着に合わせて運行しています。
だから、タクシーは空港に待機の必要はないし(呼ばれたら来るシステム)
バスも飛行機の発着に合わせてしか運行していないんですね〜。
そう、飛行機の時間に合わせて。
ん?
と、いうことは…
もうこの日は空港から市街地に向かうバスはありませんでした
震える声でRisaちゃんにこの事実を報告…
さすがの前向きRisa氏も絶句。。。
どうなる?!わたし達!
市街地にはいけるのか?!
っていうか、魔法の効果は?!
次回につづくよ〜(長くてごめん)
ごめんよ…
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