CPA licenseのトランスファーについて

CPAライセンス取得後、勤務地の変更などによりライセンスをトランスファーする場合があると思います。英語のガイドでややこしいところもあるかもしれませんが、一つ一つクリアするしかないのでその方法を簡単にまとめたいと思いますウインク

 

私はCPAライセンスをNY州から取りました。大学はネブラスカ州でしたが、NY州の場合は単位が150クレジットではなく120クレジットの段階から試験を受け始めることができたのでチューリップあと、単純にニューヨーク州のライセンスがかっこいいと思ったからです笑その後大学院で150クレジットしっかり取得しましたグッ

まず言いたいのが、このブログもはじめ英語でも日本語サイトでもCPAライセンスのプロセスについて訳されていたり、わかりやすく説明されていたりするサイトはたくさんありますが、最終的には一番最新の"NASBA"や"State board"のページで確認してくださいね星コロナの時や今度試験が2024年に変わるといったこともありますし、州ごと急にプロセスやフォームが変わることがよくありますうさぎ

 

そして、そもそもCPAライセンスをトランスファーする必要がなぜあるかというと、これはアメリカ在住している人に関わってくるのですが、働いている州でライセンスされている必要があるからです。CPEをしっかりとり、職務経験も積んでいれば、日本在住の場合どの州でもあまり変わりありません。しかし、私の場合はアメリカの会計事務所に勤めていてその会社の規則として働いている州でライセンスされている必要がありました。そのため、NY州からCA州へトランスファーをしましたOK

 

今回はNY州からCA州へのトランスファーについて簡単に説明します。ライセンストランスファーをする際に、試験はまた受ける必要はありませんウインクWhat a relief!! ちなみにプロセスは1ヶ月半くらいかかりました。イニシャルライセンスもNY州は4ヶ月くらいかかりました、、資料請求から登録されるまで。。。

 

NY州からCA州へのトランスファーに必要だったのは・・・

  • アプリケーション
  • Ethicsテスト
  • 指紋
  • 成績証明書
  • スコアレポート
  • 職歴

トランスファーをする際にまず知っておきたいのがその州が”reciprocity”を受け入れているかどうかです。 これは各州のState Boardサイトで調べる必要があります。Reciprocityを受け入れている州の場合、現在持っているライセンスがそのまま移行できるので上記のように最初からライセンスを取得する手続きのようなものは必要なく楽です!ですが、カリフォルニア州の場合reciprocityの州ではないのでNY州で手続きしたのとほぼ変わらないボリュームの手続きとなりました。ただ試験はもう一度受けなくて済むということだけが違いだと思いましたニコニコ

 

アプリケーションはCalCPAのカリフォルニア州のState boardのサイトでオンラインでfill outするところから始まります。数百ドルかかります。


Ethicsテストはこれまた数百ドルかかりますが、6回までのトライで受かればそれでおっけいです。もし6回落ちたらまた数百ドル払う必要があります。”Professional Ethics for CPAs (PETH) exam”という試験をカリフォルニアのライセンスの場合は受ける必要があります(これがEthics)。1週間くらい勉強すれば受かるので、4科目と比べると良いですが受かる必要があります。このスコアは自動的にstate boardにいき、スコアもすぐでます。オンライン試験なので家で落ち着いて受けられるのも良いですニコニコこのEthicsテストのテキストもオンラインで購入ができます。


その他には指紋採取手続きがあります。指紋採取する場所はカリフォルニア州のいたるところにあるのですが、事前に予約を取り指紋を取ってくれる場所に出向く必要があります。指紋採取自体は30分もあれば終わります。


成績証明書は事前に大学に依頼しておくといいですね。州によって必要単位の種類が異なるので再度必要でした。


スコアレポートはCPAの4科目のスコアのことです。通常イニシャルでライセンスされた州(私の場合はニューヨーク)にお願いしてカリフォルニア州に送ってもらうのですが、ニューヨーク州でそのようなサービスはやっていないと言われ、急に不安になりました、、、。結局NY State boardではなく"NASBA”のページからスコアレポートをカリフォルニア州に送ってもらいましたカエル

最後に、職歴ですがこちらもカリフォルニア州は独特です。まず、ライセンスの種類が2種類あるのです。GeneralとAttestです。私はGeneralでとりました。Attestの方を持っているとattest engagementにサインができるのでパートナーやディレクターになると必要になると思います。GeneralでもAttestでも会計の職歴は求められるのですが、Attestの方が会計事務所でいうとマネージャーの役割的なことをやっている経験がどれだけあるかが求められるので、職歴をクリアするのが少し難しいです笑い


職歴についてはカリフォルニア州指定のフォームがあるので、そちらにサインを現・元勤務先の上司にお願いしてしてもらいます。私は現在の勤務地の上司と話し合った結果、Generalの方は職歴クリアしているということでGeneralで申請を出しました。最初は2種類あると知らなかったので、Attestでアプリケーションを出していたのですが、途中でGeneralに変えましたダッシュ

 

とのことで無事カリフォルニア州のCPAライセンスを取得しましたピンクハートこれからCPAライセンスをキープするにあたってCPEのルールなども詳しくまとめようと思います!

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