USCPA4科目合格後のライセンスプロセス

USCPA4科目合格した後、いよいよライセンス取得の手続きのスタートです。これがとても時間を要するもので、私は2ヶ月弱かかりました。私はNY州でライセンスを取得し、現在はカリフォルニア州にトランスファーしました。トランスファーの仕方はまた次回以降紹介するとして、ライセンス取得のためにはいくつか書類を用意したり手続きをしたりする必要があり、できれば4科目受かる前から資料請求できるものはとったほうがいいと思いますカエル

また、大事なことは、州によって用件が違うため、まず

1)どこの州で働く予定か(基本的に、働く週のCPAライセンスを保有する必要がある)、どの州からライセンスを取得予定か(日本でライセンスのみ取得を考えいる場合)を決め、

2)その州の"State board"のサイトでライセンス取得に必要な要項をチェックすることが大事です。


州によって要項は異なりますが、どの州にも共通しそうなところを書いていきますニコニコ

 

1. Social Secutiry Requirements (日本でいうマイナンバーカードのようなもの)があるかないか

アメリカ在住でアルバイトや仕事をしている場合はSocial Security Cardを持っていると思います。州によってはこのSSNがないとライセンス取得できないので、この有無を事前に調べておくといいと思います。

 

2. Citizenship/Residency Requirements (アメリカ国籍や在住の有無)

州によっては、アメリカ国籍保有者のみライセンス取得可能だったり、その州に住んでいないといけないだったりという用件があるので、日本でライセンスを取得しようと考えている場合は要チェックです!

3. 学歴

多くの場合、試験を受ける前に大学や大学院の単位証明を提出しているかと思います。私がニューヨーク州で試験を受けたときは、120クレジットあれば試験を受け始めることができ、その後150クレジット取れたらライセンス用に再度成績証明書を提出しました。


どの州も150クレジットが必要だと思うので、単位をどうやって(オンラインまたは学校に通う)いつ取るのかを考えておいてもいいと思います。また、闇雲に150クレジット取ればいいわけでもなく、会計学、ビジネス学、その他科目などカテゴリーごとの単位数も決まっている州が多いので、事前にState boardのベージで確認することをおすすめします車

 

4. 職歴

職歴は州によって大きく異なるアイテムの一つです。特別この州で働くからこの州のライセンスが必要とかでない限り、職歴要項がパスしやすい州で受けるのをお勧めします。


例えば、ニューヨークの場合は上司にCPAがいてその人から1年以上働いた証明としてサインをもらえたら職歴要項をパスできますが、州によっては2年だったり、この業界で何年などと決まっていて厳しいところもあります。


基本、職歴はCPAを受ける前や受けている期間もカウントできるのですが、現在の仕事と、上司にサインをしてくれるCPAがいるのかなど事前に調べておいたほうがライセンスプロセスで遅れが出ません。

5. Ethics

エシックスの試験を4科目合格後に受けるのを義務付けている州が多くあります。ちなみに、ニューヨーク州はエシックスを受けなくても良い州でしたが、カリフォルニア州に移行するときに受けました。


エシックスは自宅で受けられるオンラインテストで、結果もすぐにでます。何回でも受けることができ、落ちても4科目の合格は取り消されません。ただ、何回も受けるとお金がかかります。また、4科目合格後何年以内に受からないといけないとかもあるので、要注意です。なるべく早く終わらせたほうがいいですね。4科目の試験よりは難易度はないです。1週間くらい勉強をすれば受かると思います。


6. 指紋検査

ニューヨーク州ではなかったのですが、カリフォルニア州のライセンスを取得するときに指紋の登録をする必要がありました。州によってはこういった特記事項もあるのでどの州でライセンスを取得するか決める際に一旦全ての要項を確認するといいと思います。

 

以上、上記6つがCPAライセンス取得に必要なメインなTo Doでしたが、一番正確で更新されている情報が載っているのは各州のState Boardのページです。そちらにアクセスし、アカウントを作り、アプリケーションをオンラインで申請するところから一歩ずつ進めていくといいと思います。ただ、コロナの影響やアプリケーションの量が多い州などでは本当に時間がかかります。なので、1ヶ月経っても何もないなと思ったら連絡をすることをお勧めします。私も何度も問い合わせました。一回問い合わせたときに、この資料が出てきてないという返信がきて、もう一度送ったりしました。電話かメールで問い合わせができると思うので、ぜひ使用してみてください。