最終日。
夫は上司から最後にこう言われたそうです。
「君は次の部署で活躍できるとでも思っている?」
……なんというパワーワード。
ドラマや漫画ならラスボスが吐くセリフでしょ。
現実に言われちゃうあたりが切ない。
もちろん、夫が最近ちょっとパフォーマンス落ちてるのも事実。
営業マンなのに人の名前が出てこなくなったり、
気持ちが沈んでいるせいか、覚えてもすぐ忘れてしまったり。
妻としては「それは病んでるサインだよね」と思いつつも、
完全に夫の味方でいるのも難しいところ。
でもね、どんなに上司に冷たいこと言われても、
左遷でお給料が上がらなくても、
家に帰れば子どもたちが無邪気に「パパー!」と駆け寄ってくれる。
娘たちにとっては“ヒーロー”であることは変わらない。
だから私は思うのです。
会社での評価なんて、所詮は会社の中だけ。
家族の中では、夫は大事な存在だし、
「活躍できるとでも思っている?」なんて言葉には負けないでほしい。
さて、そんな夫と私と子どもたち。
ついに明日は引越し。
三年間過ごした街を離れ、新しい土地へ。
夫にとってはリスタート、
私にとっては新しい出会いの始まり、
子どもたちにとってはまだまだ冒険の連続。
大変なこともあるけど、家族一緒ならなんとかなる!
……はず。笑

