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メルケル首相演説2020.4.3


ドイツのメルケル首相がドイツ時間の昨日、

自宅での14日間の隔離を終え仕事場に戻りました。

それに合わせ、再度国民に向けて現状のスピーチを行いました。

前回の翻訳が非常に反響が大きかったので

今回も日本語に訳させていただきました。

ビデオは上のリンクを御覧ください

以下全文です↓
(今回もGoogle翻訳をしてから手直ししたので荒いところがあります。今回のGoogle精度低かった…)

こんにちは、親愛なる市民の皆さん、私は今日から首相府からみなさんにお伝えできてうれしく思っています。

私自身の自宅隔離は終わり、元気です。

独りで自宅に14日間、電話とオンラインでのみ14日間世界中と

つながるというのは簡単ななことではなかったのです。

特に家にいなければいけない多くの年配の方、病気の方にとってはウィルスは脅威でありなおさらです。

私のように、2週間後に自宅から出られない方たちにとっては。

今まさにこの状況にある方々に心からの気持ちを届け、良くなるよう願っております。


私とドイツ政府がコロナウィルスとの戦いにおいてどのように動き、決断の背景に何があるかをもう一度お伝えすることは私にとって重要だということを再度申し上げたいと思います。

来週イースターが来ます。とても特別な時間です。

イースターは何百万人ものクリスチャンが教会に行き、イースター・サンデーには

家族全員でおそらく散歩をしたり、イースターの火を灯し、また多くの方にとっては

湖や南に向かう短い休暇でもあります。通常であれば。しかし、今年は違います。


それが私が今日あなたに伝えなければならないことです:私たちは以前とはまったく違うイースターを過ごすことになります。

もちろん、ドイツのクリスチャンは聖なる金曜日、

復活のイースターサンデーを祝います。しかし、教会ではなく、ともにいる信者とともに。

ここ数週、教会がテレビ、ラジオ、ネットを通じて多くの人々に素晴らしい奉仕をしてくださったことを嬉しく思い感謝しています。

おそらくイースターも同様でしょう。


それとともに、私はドイツにいるのユダヤ教徒、イスラム教徒そしてその他の信者で

現在、礼拝所に集まることができない方々のことも思いを馳せています。それは

社会の核心にある制限の1つであり、どうしても必要な緊急時の場合に限り受け入れることができることなのです。


イースターの散歩でさえ、この2週間広く課してきたルールに従ってのみ実施できるのです。

一緒に住んでいる家族、

またはその他の多くても1人の人とのみ可能です。そして常に

他の人との必要な距離を気をつけなければいけません。少なくとも1.5メートル、可能であれば2メートル。

徹底的で頻繁な手洗いについても忘れないでください。


簡易的なマスクを着用することを決めたとしても、

それは距離を保つことを決して置き換えることができないことを常に覚えておいてください。

ワクチンやウイルスに対する薬がない以上、距離は保つことこそが最も効果的な保護方法なのです。


そしてもう1つ、真剣に受け止めていただきたいのは、湖や山、親族を訪問することはドイツ国内の短い旅行であっても、このイースターに行くことはできません。

これらが厳しい現実だということはわかっています。私達はいつでも体を動かし、したいことをして

旅行したいときに行きたい場所いくことが当たり前です。

このことは私たちの自由な生活の基本なのです。

ところが今は、突然至る所にルールがあり、

制限があり、禁止事項があります。しかし、それらは文字通り「生きていくために重要」なのです。

だからこそ、本日、特にイースターの前に、皆さんと私たち全員に再度お知らせしております。


一部の人は言うかもしれません:私たちはこれらすべてのルールを2週間以上守っています。

ではいったいいつまで?と。その疑問は理解できます。しかし、本日措置を廃止することができる、もしくは少なくとも緩和できる特定の日をお伝えしたら、

それは感染者数が減らなかったときに、今日の約束を守ることができなくなり、完全に無責任になってしまいます。


そのような約束に関連する希望を失望させたなら、

さらなる大難を生むことになるでしょう。医学的にも経済的にも社会的にもです。

しかしながら私が言うことが

できること、約束することができることは、

連邦政府と私は昼夜を問わず、皆様の健康保護しながら一歩一歩公衆の生活を可能にするプロセスの両立をどのように実現できるか再考しつづけているということです。


私たちはそれについて考えなければ、私たちの責任を果たすことはできません。

しかし、反対に間違った希望のもと、不可能な終了期限を設定した後、それが実現できない場合その現実に耐えることができなくなり同じく責任を果たせなくなってしまいます。


そのすべてを見つめることによって私を導いてくれるのです。これは非常に困難な課題です。

そして親愛なる市民のあなた、あなたには連邦政府と私自身がこの困難な課題に直面することを求めることができるのです。まさにいまそれを行っています。約束いたします。


これからもこの事態が続く以上、率直に言いますが、みなさまの協力が引き続き必要です。

これまで数週間してくださった素晴らしい協力をです。

私たちの国の大多数の人々の努力が素晴らしいことは明白です。

私たちの国の素晴らしい側面をみせています。

そのことに言い尽くせないほど限りなく感謝しています。


これの重要性は、状況とその理由を検討すると明らかになります。

私たち全員がルール、制限、禁止事項を守り続けることが絶対に必要です。

コロナウイルスは依然として速いスピードでドイツ国内に拡散しています。

この病気で命を失った人々を悼み、

その方々の愛する人や友人に思いをはせています。


毎日何千もの新しい感染が検出され、それはつまりは、

多くの新しい患者が毎日増え、その一部は集中治療と

病院での治療が必要です。私たちは重症の方々に必要な治療を施すことができています。

私たちの目標は、それをそのように保つことです。なぜなら私達は人間社会だからです。

数字で語ることわけにはいきません、すべての人が譲ることのできない尊厳が尊重される人間なのです。


ロバート・コッホ研究所の最近の数字は、とても高いですが、慎重にはですが少しの希望を与えてくれます。

新たに確認された感染の増加が続いていいますが、数日前より少し遅くなっているのです。

しかし、確かな傾向を認識するには明らかに早すぎます。また私達が定めた厳しいルールを緩めるのにもまだ早すぎます。


専門家は私たちに言います:みなさんが耐えてくださっている大いなる制限によって伝染の曲線を平坦になったかどうか確認するのに時間がかかるそうなのです。

私たちの保険システムがはコロナ流行の莫大な負担に対処できることを確実に知る必要があるのです。


公衆の生活を減らすためのすべてのガイドライン、そして人々の接触を制限するためのすべてのガイドラインは

変わらず維持しなければいけないと、水曜日に行った連邦政府の首脳との会談で私たちは完全に同意しました。

ほとんどの州でのイースター休暇の終わりとなる4月19日まで。

その先どの方向に進むかは 国内のウイルスの拡散度合いと、病院の状況に寄ります。


不安な時代だということは理解しています。あなた自身の家族への不安、

仕事への不安、このコロナの流行による制限で国全体がどのように変化するかについての不安。

政治があらゆる努力をしてもこの不安を簡単に払拭することはできません。

しかし、保証します。みなさんの不安を少なくするために私たちは政府として可能なことすべてに全力を尽くします。

ドイツ史上過去最大の経済的および社会的援助プログラムが過去数日間で開始されました。

助成金、ローン、短期給付などの無数の申請

他のサービスはすでに受けつけており、迅速かつ非官僚的に処理されます。

どうぞお知りおきください、連邦政府はあなたと共にあります。

連帯に基づく私たちの社会市場経済がこの課題で証明できるすべてのことを行います。


親愛なる市民の皆さん、私達はこのパンデミックでほぼ毎日学んでいます。

科学者がそう言っています、私たちの政治家も同様です。みなさまの忍耐とそのさらなる維持に感謝申し上げます。

今、家の中にいるすべての方々、個人の接触を

可能な限り削減し、ルールを遵守し、適切で良いことを積極的に行っているすべての皆様。

そしてあなたもこれらの困難な状況下でも他の方を助ける工夫をみつけることができれば、みなさまも良いことができるのです。

距離を保つ必要があります。しかし、それは私たちの連帯を止めません。

仲間との手紙、電話、Skype通話、買い物の手伝い、またはオンラインで放送されるハウスコンサートでさえ、

私たちの近さ、愛情、連帯を示すことができるのです。

それらすべてが、この時代を共に乗り切るための助けとなるのです。


未来はあるのです。イースターの話に戻りますと、制限のないイースターの祝いはまたやってくるのです。

それがいつになるか、どれほどの良い生活が待ち構えているかは、改めて私達すべてにかかっているのです。

私達みんなでこの危機を脱する道をみつけ、この国を助けることができるのです。

この「わたしたち」にかかっているのです。