思いのほか大きな反響になってしまった昨日のブログ

選手宣誓のときの右手をあげるポーズについて…

その後経緯を教えてくださった方がたくさんいらっしゃっいました

ありがとうございます!

ナチス式敬礼は元がローマ式敬礼で

それをナチスがとりいれたので

ベルリンオリンピックより前からこの敬礼は存在した

というご指摘をいただきました。

確かに選手宣誓は1920年のオリンピックからはじまり

このポーズをしています


その模様はこちらでみられます

リンクを教えていただいた方々ありがとうございます

そしてオリンピック憲章には開会式の

行い方が明記されていて

そこには宣誓の際に

1.12- すべての選手団の旗手が、演壇のまわりに集まって半円形をつくる。開催国の競技者ひとりが演壇に上がる。彼は、左手でオリンピック旗の端をもち、右手を挙げて、つぎのように厳粛に宣誓する(出展:日本オリンピック委員会HP)

と右手を挙げることが明記されていることも

教えていただきました!


それまでは純粋な潔白を表すポーズだった

右手をあげる行為がナチスのせいで

ナチス式敬礼と似たようなポーズだったがために

別の意味ともとられるものにもなったということですね。

ちなみにベルリンオリンピックのときは

入場行進の時にナチス式敬礼をすることになって

アメリカなど数カ国がこれを拒否したようです。

写真をみると戦後も東京オリンピックや

メキシコオリンピックでも右手を伸ばしている

姿が見られます

長野オリンピックでも右手を上げて宣誓

しているのを確認しました

しかし、右手をまっすぐ上げての宣誓は

オリンピックでは近年見られません。

(可能な限り確認しましたが間違っていたらご指摘ください)

手を上げていない選手もいるようですが

上げていても肘を曲げて手のひらを正面に見せる

スタイルが一般的のようです

近年手をまっすぐ上げないのは

国際社会においてナチスを連想させるのを

避ける傾向がやはりあるようです

ちなみに、高校野球でも近年手をあげることをやめたようです

つまり…

・スポーツで右手を挙げて宣誓するのは1920年のオリンピックがきっかけ

・オリンピック憲章にも明記されている

・日本の伝統とは関係のない動作である

・不幸にもナチスの敬礼と似てるので現在は世界的に避ける傾向にある

ということなのでしょう。

選手宣誓で右手を挙げることが

そのままナチスに直結するというのは

僕の間違いだったようで

誤解を与えて申し訳ありません

そういう成り立ちであれば

右手を挙げて選手宣誓することは

問題ないですが、

ただこの右手をまっすぐ挙げるポーズに

特段のこだわりがなければ

世界的にも使われなくなってるようですし

誤解されるくらいなら

無理に右手を挙げることもないかなと

思いますがいかがでしょうか?

沢山の賛否のご意見ありがとうございました!


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