ちょっと刺激的なタイトルになっちゃいましたが

やめてみるのはどうか?と思うのは

学校の運動会や高校野球の開会式などなど

日本の様々な場所で結構日常的に行われている

「選手宣誓の時の右手を上げるポーズ」

僕がドイツから日本に来た小学校4年生の時

初めて日本式の学校の運動会に参加して

(正確にはフランクフルトの日本人学校補習校で運動会は経験済み)

初めて選手宣誓のポーズを見て内心ぶっ飛びました

だってこのポーズ…ナチス式敬礼のポーズなんです…

でもきっと偶然だろうと思い子供の頃は

言い出せずにいたのですが、

大人になって調べてみると…このポーズ

本当にナチス式敬礼だったのです!

というのも選手宣誓のこのしきたりが

日本に伝わったのが

1936年のベルリンオリンピックがきっかけだったのだとか。

当時のドイツはナチス政権

開会式でヒットラーに向かって選手宣誓したのが

そのまま当時同盟国だった日本に伝わり

その慣例だけ戦後も残ってしまったということらしいのです…

現在日常で選手宣誓している子供達や大人は

ナチス賛美や崇拝などの気持ちは微塵もないことは

日本に30年以上いるのでもちろん理解していますが

東京オリンピックに向けて外国人観光客を増やしていこう

という今の日本には残念ながらふさわしくないと思うのです。

子供達が純粋な気持ちで宣誓しても

それをたまたま見た外国人が見たらどう思うのか?

その方の家族がたまたまホロコースト犠牲者とつながっていたら…

全く意図しないところで日本人は誤解されてしまうと思うのです。

ましては2020東京オリンピックの開会式で

このポーズをやってしまって全世界に中継されたら…

せっかくの素晴らしいセレモニーも

海外で違うビックニュースになってしまいかねません。

意図せずに行われている慣例なので

変えていくのは簡単じゃないかもしれませんが

是非次の運動会からは、選手宣誓のときは

手を上げずに直立不動のポーズや

腕を後ろで組んだポーズなど

違う形で宣誓を行いませんか?


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