イギリスのEU残留離脱を決める

世紀の国民投票

イギリスのSkyニュースを見ていますが

現在はOut=離脱が接戦の50.7%で優勢

実はイギリスの中でも地域によって

意見は違っていて

イングランドは離脱が55%で優勢

ウェールズは54%で離脱優勢

スコットランドは60%を超えて残留が大きく優勢となっています

専門家によれば今後開票される地域は

イングランドが多いので

このままだと52%くらいで離脱になるだろうとのこと

離脱になった場合、今後数年をかけて

離脱に向けての交渉と手続きが行われることになるようです

イギリスはそもそも国境検査なしの越境協定

シェンゲン協定に批准していないので

現在もEUであれど国境の自由な行き来は

他の多くのEUの国と違ってノーチェックではないので

その部分では今と大きく変わらないと思いますが

大きく影響を受けるのは

政治の部分と経済の部分になるそうです

EU加盟国は欧州議会が決めた法律及び

欧州委員会が決めた政策に従うことを求めており

地域の独立性はある程度担保されていますが

農業部門など、各分野ごとに取り決めがあります

貿易部門での影響が一番大きくなるのではないでしょうか?

20世紀まで戦争に溢れていた

ヨーロッパの平和を願ったEUが

新たな局面を迎えることになります

これが雪崩現象を生むとは思えませんが

しばらく混乱と不安定な時が続く可能性があります

EUは5000万人の人口を突然失うことになり

その影響は計り知れません

結果発表までもう少しかかりますが

ベルリンの壁崩壊以来のヨーロッパでの

大事件を目の当たりにすることになるかもしれません