Pina

The best 3D movie I have seen!

今までみた映画の中で最も効果的に３Dを表現した作品！

ウィム・ウェンダース監督の最新作

Pina

2009年にこの世を去ったコンテンポラリーダンサーのピナ・バウシュを題材にした作品。

僕はドイツ人ですがピナ・バウシュについてはあまり詳しくないのですが、

彼女の弟子たちの踊りと証言を通じてピナの凄さをあぶり出す、彼女へ捧げた映画です。

ピナの踊りに馴染みがなくてもウェンダースらしい映像美とテンポに引きこまれていきます！

そしてなによりも圧倒されるのが３D。

正直、観る前は「ピナ・バウシュを３D？」と疑問に思ってたのですが、

舞台の奥行きを最大限に表現するピナのステージこそ３Dで表現しなければ伝わらないと

ウェンダースがきっと思って３D化を決断したのではないかと観ていて納得！

３Dはこういう作品のためにあるのだと驚きました！

客席の中央においたカメラから舞台全体を写した映像で手前も奥も同時進行でも

すごく立体感がある・・・というかすごく自然。

踊りも３Dによって表現の表情が伝わってきて迫力が違う！

そして、Wuppertalの街を美しく切り取ったウェンダースの感性と、

その前面で舞うダンサーのコントラストも３Dならではの浮き出し感！

ピナ・バウシュファンはもちろん、３D映画の真髄を味わいたい方も是非！
Sascha