夏の音楽の一大イベント

サマーソニック

初年度からメインステージのMCを務めさせていただいて

今年で12回目

23歳で始めたMCも今年で34となりました。

はじめの数年は「MCはサマソニを盛り上げること」という思いが強くて

とにかく全力で体力をフルに使って大声で盛り上げていました。

でも、ここ最近は自分の年令が上がってきたこともあるのかもしれないけど、

MCは「サマソニを楽しくいい思い出として残すためのガイド役」

「ひとりでも多くの人が楽しめるためのサポート役」

という風に思うようになり、スタイルを変えてきました。

特にここ数年は本当に暑い日々が続いていて、

少なくともライブの転換中の間は盛り上がりつつも、

オーディエンスの体力をなるべく使わないようにしようと思っています。

ネットなどでも応援してくれる人がいる反面、

僕のMCは寒いという書き込みもよく目にしますが・・・

みんなを満足させることは難しいことだし、

大事なのはみんなが見に来てくれているアーティストのライブを楽しむことなので

そのためにちょっと憎まれるのであれば僕は満足です。

(寂しいけど・・・苦笑)


23歳で初めてMCをやらせていただいたとき、ライブのMCというものを

みたことがなかったし、どうやればいいのかのお手本もない中で

ひたすら自分なりに模索しながらやってきました。

決して上手くはないけど・・・でも「来てくれているみんなの味方でありたい」

その想いをもってステージに上がっています。

僕を使ってくださっているのはクリエイティブマンさんであり、

清水社長や青野さんなどに可愛がっていただいて今の僕があります。

それでもステージにあがれば僕はオーディエンスとサマソニをつなぐ役割として

時には運営サイドと闘ってきました。

それはステージ上でみんなの顔を直接見ているからこそわかるオーディエンスの心の声、

想いを伝えて、よりよいサマソニにちょっとでもなるようにするのが

MCとしてできる唯一にして一番大事なことだと思っているからです。

今年も本当に素晴らしかったサマソニ・・・

その一員として今年も関わらせていただいて本当に幸せでした。

本当にみなさまありがとうございました!

みんなとのハイタッチ忘れられません!
Sascha